9月24日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスの第21回戦は、延長戦の末に3対3で引き分け。中盤から両軍のリリーフ陣が踏ん張りを見せ、決着がつかなかった。
2回裏、福岡ソフトバンク先頭の6番・グラシアル選手が初球を捉えた。真ん中高めの直球を振りぬくと、打球はバックスクリーン横に飛び込む先制の8号ソロに。「1球でしっかり捉える事ができた。今日は負けられない試合だし、先制できて良かったです」と安堵した。
先発の和田毅投手は3回まで無失点の投球を見せていたが、4回表にオリックスの3番・ロドリゲス選手に6号同点ソロを被弾。続く5回表には制球を乱して1死1、2塁のピンチを招くと、9番・若月健矢選手に低めの直球を捉えられて勝ち越しの適時二塁打を許す。この後内野ゴロでさらに1点を失い、福岡ソフトバンクは2点を追う展開となった。
反撃したい打線は直後の5回裏、2死2塁の好機で3番・中村晃選手がカーブを捉えると打球はライトへの5号同点2ラン。試合を振り出しに戻すと、ここからブルペン陣が踏ん張りを見せ試合は同点のまま終盤へ突入した。
8回裏には福岡ソフトバンクが1死1、2塁のチャンスを迎えたが6番・グラシアル選手、7番・松田宣浩選手が凡退して勝ち越すことはできず。延長10回裏には2死から1、2塁の好機となったが、最後は真砂勇介選手が見逃し三振に倒れて試合終了。延長までもつれた試合は引き分けに終わった。
福岡ソフトバンクは、先発の和田投手が5回4安打2四死球3失点の内容。打線では柳田悠岐選手、牧原大成選手が3安打をマークした。一方のオリックスは、先発した張奕投手が6回7安打1四球3失点の力投。打線ではロドリゲス選手、若月選手が2安打1打点の活躍を見せた。
12345678910 計
オ 0001200000 3
ソ 0100200000 3
オ 張奕-山田修義-ヒギンス-ディクソン-富山凌雅
ソ 和田毅-嘉弥真新也-松本裕樹-モイネロ-森唯斗-高橋礼
文・山下虎太郎
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