9月5日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天とオリックスの第11回戦は、6対5で楽天が勝利し、連勝でこのカードの勝ち越しを決めた。
楽天は1回裏、無死1塁で2番・田中和基選手が相手先発・山崎福也投手のカーブをすくい上げると「手応えは完璧」と語る3号2ランを放って先制に成功する。だが先制直後の2回表、塩見貴洋投手が連打で無死2、3塁のピンチを招くと、中川圭太選手の適時打と野選で同点とされ、さらに大城滉二選手の適時打で逆転を許した。
それでも楽天は3回裏、1死1、2塁の好機を迎えると打席には3番・浅村栄斗選手。初球の高めに入ったストレートをフルスイングで捉えると、打球は2試合連発となる21号逆転3ラン。浅村選手は「逆転できて良かった」と殊勲の一発を振り返った。5回裏には2死から田中選手がこの試合2本目となるソロを放って加点し、リードを3点に広げた。
先発の塩見投手は「ランナーを出した時が全然でした」と反省しつつも、3回以降立ち直りを見せて5回を3失点にまとめる投球を披露。後を受けたリリーフ陣もオリックス打線を1安打に抑えて9回へ突入すると、最後はブセニッツ投手が2点を失いながらもリードを守り抜き試合終了となった。
勝利した楽天は田中選手の2発と好調な浅村選手の3ランで一発攻勢を見せて逆転勝利を収め、6カードぶりの勝ち越しを決めた。敗れたオリックスは先発の山崎福投手が援護をもらいながらも試合をつくることができず、3連敗となった。
123456789 計
オ 030000002 5
楽 20301000X 6
オ ●山崎福也-漆原大晟-富山凌雅-吉田一将
楽 ○塩見貴洋-安樂智大-宋家豪-牧田和久-Sブセニッツ
文・山下虎太郎
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