8月29日の18時から楽天生命パーク宮城で楽天と埼玉西武の第13回戦が行われる。28日の試合では、投手戦を制した楽天がおよそ2週間ぶりに連勝した。一昨日は大勝、昨日は1点差の接戦をものにした楽天は、再び勢いに乗れるか。

【今季対戦成績】
楽天イーグルス→7勝4敗1分
埼玉西武→4勝7敗1分

【楽天イーグルス】塩見貴洋投手 9試合3勝4敗 52.2回 38奪三振、防御率4.10
【埼玉西武】ノリン投手　(二軍成績)　3試合1勝0敗 14回 10奪三振、防御率0.00

　楽天の先発は塩見貴洋投手。前回登板した8月22日の北海道日本ハム戦では、5回を投げ8安打4失点と不本意な結果となってしまった。ここ2試合は初回に3失点するなど、立ち上がりに不安が残る。チーム連勝中の流れに乗って好投を見せたい。打線では鈴木大地選手に注目。8月に入って全24試合に出場し、無安打に終わった試合はわずか2試合。月間打率.396の「夏男」は、自身初となる3割越えに向けてペースは落とさない。

　埼玉西武はノリン投手が来日初となる一軍登板に臨む。昨季はマイナーリーグで7勝を挙げるなど、ゲームメーク力が魅力の左腕は、まだ二軍戦で無失点だ。満を持しての一軍登板に期待がかかる。昨日の試合では5安打1得点に終わった打線では、栗山巧選手に注目。プロ19年目のベテランは、チーム唯一の打率3割越えの活躍を見せている。昨日はピンチをしのぐ好守備を見せた。打撃でもチームを引っ張っていきたい。

文・小野寺穂高

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