8月18日18時から、札幌ドームで北海道日本ハムと楽天イーグルスの第7回戦が行われる。灼熱の幕張での戦いを2勝4敗と負け越して本拠地に帰ってきた北海道日本ハム。今季ホームゲームを得意としているだけあって、このカードは1試合でも取りこぼしたくないはずだ。一方、首位福岡ソフトバンクを1.5ゲーム差で追う楽天イーグルスは、この“最後の同一カード6連戦”の初戦をいかに闘うかが鍵となる。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→2勝4敗
楽天イーグルス→4勝2敗
【北海道日本ハム】上沢直之投手 5試合2勝2敗 28.2回 29奪三振、防御率3.77
【楽天イーグルス】弓削隼人投手 8試合3勝1敗 43.2回 32奪三振、防御率3.71
北海道日本ハムの先発は上沢直之投手。11日千葉ロッテ戦の登板では四球や暴投でリズムを崩したが、蓋を開けてみれば6回被安打3と相手も的を絞りにくかった模様。得意とする自陣のマウンドで本来のピッチングを見せ、2年ぶりの二桁勝利への足掛かりとしたい。そんな上沢投手を援護したい打線は、8月の打率.449と絶好調の近藤健介選手に、打点・本塁打数で2冠の中田翔選手と、中軸が他を圧倒する成績を誇る。「二人に回せば絶対に点が入る」という信頼はチームの精神的な支柱にもなるだろう。栗山英樹監督の新たなるスタート・601勝目を本拠地初戦で挙げたい。
楽天イーグルスは弓削隼人投手が先発。前回登板の11日埼玉西武戦では5回4失点で勝ち投手になり、昨季の勝ち数3に並んだ。さらに今季は北海道日本ハムに対して、打者24人に被安打3の失点0と相性の良さを見せている。193cmの長身から繰り出される多彩な変化球は今日も冴え渡るか。野手では、本日誕生日の鈴木大地選手に注目。16日の埼玉西武戦で11対1とチームが大敗を喫したなかで、3打数3安打1打点とひとり気を吐いた。31歳の初陣を勝利で飾れるか。
文・海老原 悠
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