6月30日、札幌ドームで北海道日本ハムと福岡ソフトバンクの第1回戦が18時から行われる。勝率5割を切っている両軍だが、初戦を勝利で飾り勢いに乗るのはどちらのチームか、見どころを紹介する。
【昨季対戦成績】
北海道日本ハム→9勝15敗1分 福岡ソフトバンク→15勝9敗1分
【北海道日本ハム】上沢直之投手 今季初登板
【福岡ソフトバンク】ムーア投手 1試合0勝1敗 4回 4奪三振、防御率9.00
北海道日本ハムの先発は上沢直之投手だ。昨年6月、強烈な打球を左ひざに受けて骨折。長いリハビリを経て378日ぶりに一軍公式戦のマウンドに上がる。20日の二軍戦では5回1失点と快投を披露しており、好調ぶりがうかがえる。今試合で白星をつかみとって完全復帰を果たしたいところだ。打線は中田翔選手に期待したい。ここまで2試合連続本塁打を放っており、4番として打線をけん引している。持ち味であるフルスイングで、チームに勝利を引き寄せたい。
対する福岡ソフトバンクの先発はムーア投手。来日初登板となった前回の埼玉西武戦では、大きな期待を背負って登板するも4回7安打6失点と試合を作ることができなかった。今試合では前回登板の悔しさを糧に、安定した投球で来日初勝利を手にしたい。打線は栗原陵矢選手に注目。6年目で初の開幕スタメンを勝ち取り、27日の埼玉西武戦ではプロ通算2本目となる本塁打を放つなど好調を維持している。今試合でも持ち前の元気の良さと力強い打撃を披露し、チームを勝利に導けるか。
文・後藤万結子
記事提供: