6月23日、メットライフドームで埼玉西武対福岡ソフトバンクの第1回戦が行われる。埼玉西武は開幕3連戦を戦うも自慢の打撃力がいまひとつ発揮できず2連敗中。「獅子おどし打線」の本領発揮に期待だ。福岡ソフトバンクは開幕戦を劇的なサヨナラ勝利で飾るもその後2連敗を喫し5年ぶりとなる開幕カード負け越しとなった。再三の好機を生み出しているだけに、これからの快進撃に期待できる。そんな両軍の見どころを紹介していく。
【昨季対戦成績】
埼玉西武→12勝13敗 福岡ソフトバンク→13勝12敗
【練習試合成績】
埼玉西武→8勝1敗1分 福岡ソフトバンク→6勝4敗1分
【昨季成績】
【埼玉西武】高橋光成投手 21試合10勝6敗 123.2回 90奪三振、防御率4.51
【福岡ソフトバンク】ムーア投手 新入団
埼玉西武の先発は高橋光成投手。一軍では練習試合2試合に登板するも計10回12失点と課題が残ったが16日、二軍の練習試合に先発すると4回1安打無失点の好投を見せた。6連戦の初戦を任された高橋投手、自分らしい投球で今季初勝利となるか。投手を援護したい埼玉西武打線の注目は栗山巧選手。21日の試合では猛打賞とベテランの底力を見せた。栗山選手は開幕3試合にスタメン出場し打率.600と絶好調、今年もチームを引っ張る存在となるだろう。
一方、福岡ソフトバンク先発は新助っ人左腕、ムーア投手だ。18日に31歳の誕生日を迎えたムーア投手はオープン戦3試合で計8回と3分の2を投げ無失点。対外試合でも好評価を得て公式戦初登板へ向け準備万端だ。エース・千賀滉大投手が不在の中、投手陣を支える存在となれるか。打線では、長谷川勇也選手に期待したい。開幕初戦から5番に座り21日の試合では今季初のマルチ安打をマーク、19日の初戦ではレフトの守備でファインプレーを見せるなど欠かせない存在となっている。福岡ソフトバンクの選手層の厚さは過酷な日程を戦い抜く大きなと武器となるだろう。
文・北嶋楓香
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