松田宣浩は「6年連続全試合出場」、益田直也は「セーブ王」 を目標に! 「パ・リーグ FANS MEETUP 2020」レポート③
パ・リーグ インサイト
2020.6.16(火) 17:00
リーグ公式動画配信サービス「パーソル パ・リーグTV」では、「野球のチカラ」を結束し少しでも日本社会に貢献すべく、「POWER OF BASEBALL」第2弾として、パ・リーグの各球団の代表選手によるオンライン座談会、「パ・リーグ FANS MEETUP 2020」を6月13日(土)に開催しました。
各選手にはそれぞれの今季こだわりたい成績や、開幕への意気込みについて、「パ・リーグ公式 LINEアカウント」で視聴者に向けて行われたクイズや、応援投票結果も交えながら語っていただきました。「パ・リーグ インサイト」では、開幕戦の対戦カード別に放送を振り返ります。今回は福岡ソフトバンク・松田宣浩選手、千葉ロッテ・益田直也投手の模様をお届け!
番組の前半では「パ・リーグ公式 LINEアカウント」で事前に行われたクイズ「2020シーズンで特に目標とする成績」に各選手が答える形で、それぞれの「今季こだわりたい成績」について語っていただきました。
益田直也は7年ぶりのセーブ王へ
昨季27セーブを挙げた益田直也投手は、事前予想クイズで過半数の票が集まった「セーブ数」を自身の目標に掲げた。具体的な数字は持っていないとしながらも、7年ぶりに最多セーブのタイトル奪取に向けて意欲を示すとともに、「セーブシチュエーションで失敗しないこと」も目標に。また抑えを務めるにあたって、「狭い球場が多いのでホームランを打たれないように気を付けている」ことを挙げました。
益田投手が森友哉選手を通算打率.071と抑え込んでいるデータが出されると、森選手は、「苦手ですね。全く打ってるイメージがないです」と益田投手の決め球であるシンカーに苦戦している様子。これに対して益田投手は、「森選手を抑えているイメージがありますか?」と問われると、「全く無いです。いい当たりが正面に行って助かってるだけだと思う」と対戦の印象について語りました。また森選手の「全球真っ直ぐ」のお願いには、「単打にするのであれば(笑)」と今後の対戦を楽しみにさせる場面も。
松田宣浩は「熱男!」ではなく......?
続いては福岡ソフトバンクの松田宣浩選手。松田宣選手といえば、ホームランを打った後にベンチの前で行う「熱男」のパフォーマンスが印象的で、事前予想クイズでもホームランの数を示す「熱男!」の項目が67%と多くの票が集まりました。おおかたの予想通り「熱男!」かと思いきや、松田宣選手が今季の目標に掲げたのは「出場試合数」。「熱男!」ではないことについて問われると、「全然違いますよ!」と一蹴。
松田宣選手は、「6年連続全試合出場を狙いたい。常に試合に出続けたら熱男をできる可能性も高くなると思います」と自身のパフォーマンスに絡めて「出場試合数」へのこだわりについて言及。また、体の状態について聞かれた際には、「めちゃめちゃ若いですよ! 20代前半かもしれません」と笑顔で答えるなど開幕に向けては万全な様子でした。
益田投手から、「マウンドにいるとメンタルをやられるので、『熱男!』パフォーマンスをあまり見ないようにしている」との発言を聞くと、「めちゃめちゃ良いことを聞いたので、今年もできたら良いかな」とコメント。また、「熱男!」にパフォーマンスについて、無観客の間は継続して行い、観客が入ることになれば「どすこい」のパフォーマンスでお馴染み、埼玉西武の山川穂高選手と考えて対応することを明かしました。
番組の後半からは、開幕カードを意識した企画へ。開幕カードの3組に分かれて「開幕戦のターニングポイントになりそうなのは?」について視聴者からの投票を募集。投票受付中は、それぞれの選手が現段階におけるチーム状態や開幕戦における意気込みについてコメントしました。
松田宣選手は、「2年間リーグ優勝できていないので、みんなが強い気持ちを持ってやっている」とペナント奪取への思いを口にしました。打線では練習試合で絶好調な柳田悠岐選手や新加入のバレンティン選手の名前を挙げ、「柳田選手を中心にみんなで点をとってつないでいきたい」と主軸をアピール。バレンティン選手についても「いつも全力疾走をしていて、練習もめっちゃする」と高評価。パ・リーグでも本塁打を量産できると太鼓判を押しました。
投手力については、「厳しい競争を勝ち抜いてきていると思うので、最小失点で守っていけるようにしたい」と期待を寄せていました。松田宣選手の個人成績に話が及ぶと、先述の「出場試合数」に加えて、「30本『熱男!』したいです!」と「熱男!」についての目標も口にしました。
益田投手は、昨オフに福田秀平選手や美馬学投手などが加入したことで選手層が厚くなったことに注目。先発投手陣では昨季チーム最多タイの8勝を挙げた種市篤暉投手に期待を寄せている様子。
さらに昨季、千葉ロッテが福岡ソフトバンクに17勝8敗の成績を残した要因について「熱男の回数が少なかったからだと思います」と答えると、松田宣選手が頭を抱える場面も。「松田宣選手を抑えることがポイントになる」と鷹打線を攻略する上でのポイントも語りました。
投票の結果、福岡ソフトバンクは「打線の爆発」が62%と最も高い数値。千葉ロッテは「投手陣の力投」「打線の爆発」に票が割れ、「ラッキーセブンの攻防」が21%と6球団のなかでトップという結果に。
松田宣選手はバレンティン選手や、現在離脱中のデスパイネ選手、グラシアル選手といった外国人野手を取り上げ、強力打線を強調。自身の打線における役割については、「あまり目立たず。クリーンナップの下をこっそり打ちたい。8番が最強」と8番辺りを希望している様子。開幕戦に向けた準備については、「みんな良いスタートを切りたいと思うので必ず勝ちたい」と “天敵” 攻略に意欲を示しました。
益田投手は「ラッキーセブンの攻防」が6球団でトップだったことについて、「応援ですごく背中を押されるので、早くファンの方が球場に来られる日が来てほしい」と観客を入れた試合の開催を心待ちにしている様子。開幕カードについても、「しっかり最後を自分が締めて勝てるように頑張りたい」と守護神としての活躍を誓いました。
放送の最後には、選手からファンのみなさまへメッセージが。益田投手は、「今できる最高のパフォーマンスをして、野球で元気と勇気を与えられるように頑張りたいと思います!」と頼もしいコメント。「松田宣選手を抑えてガッツポーズしたいと思います!」と意気込みました。松田宣選手は、「プロ野球選手として、真剣勝負をお見せする場がやっと来ますので、ファンのみなさまにもテレビ越しですけど、試合を注目して応援していただけたらうれしく思います」とコメントしました。
「パーソル パ・リーグTV」で6月19日(金)のプロ野球開幕戦を楽しもう!
練習試合も佳境に突入するなかで行われた「パ・リーグ FANS MEETUP 2020」、みなさま楽しんでいただけたでしょうか? 2020年のチームのポイントや自身の意識する個人成績などについて、選手に詳しく語っていただき、いよいよ迎える開幕戦に向けて盛り上がりを見せていました。
さて、「パーソル パ・リーグ TV」では、6月19日(金)から始まるパ・リーグ公式戦をライブ配信します! 2020年の開幕戦は「パーソル パ・リーグ TV」で画面越しに選手たちを応援しましょう!
文・和田信
関連リンク
・「パ・リーグ FANS MEETUP 2020」振り返り①森友哉、中島卓也編
・「パ・リーグ FANS MEETUP 2020」振り返り②若月健矢、則本昂大編
・「POWER OF BASEBALL」第1弾「#パーソル チャリティマッチ パ」振り返り
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