6月12日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと広島の練習試合は、3対0で福岡ソフトバンクが勝利。開幕投手に指名されている東浜巨投手、大瀬良大地投手の投げあいは、序盤に強力打線がつながった福岡ソフトバンクに軍配が上がった。
東浜投手は初回、先頭打者の放った打球が左ももに直撃するアクシデントに見舞われる。しかし落ち着いてボールを処理して打者をアウトにすると、後続も抑えこの回を終えた。
打線はその裏、2番・柳田悠岐選手が中堅への二塁打を放って出塁すると、3番・バレンティン選手、4番・長谷川勇也選手、5番・松田宣浩選手と計4連打。昨日までとは異なる新打順が機能して2点を先制した。
3回裏には柳田選手が外角のボールに泳ぎつつ上手く合わせ、左中間スタンドに飛び込むソロ本塁打を放つ。右手一本でスタンドインさせ、これには解説者も「……びっくりです」。驚異の3試合連続の本塁打で試合の主導権を握った。
東浜投手は3回1安打無失点と好投したが、大事を取って降板。継投に入った福岡ソフトバンクは2番手・尾形崇斗投手が150キロ前後の直球で押し、2回3奪三振無失点で締める。6回表からは泉圭輔投手が登板し、2回無安打無失点とアピール。
なんとか追加点を奪いたい打線だったが、7回裏から登板した遠藤淳志投手を打ちあぐね、得点を奪えない。しかし投手陣は好投を続け、8回表を任された岩嵜翔投手、9回表を担った森唯斗投手ともに無失点で締めくくり、試合終了。終わってみれば被安打2の完封勝利と、1週間後の開幕に向けて弾みが付く結果となった。
123456789 計
広 000000000 0
ソ 20100000X 3
広 大瀬良大地-遠藤淳志
ソ 東浜巨-尾形崇斗-泉圭輔-岩嵜翔-森唯斗
文・望月優樹
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