肘手術のホークス二保旭が922日ぶりの1軍マウンドも…1/3回で1失点

Full-Count 藤浦一都

2018.4.11(水) 11:04

福岡ソフトバンク・二保旭投手
福岡ソフトバンク・二保旭投手

リハビリを共にした松坂投手については「励みになるが立場が違う」

10日、福岡ソフトバンクの二保旭投手が北海道日本ハム戦の7回に登板。2015年10月1日以来、922日ぶりとなる1軍マウンドは、いきなり三塁打とヒットで1点を失うほろ苦い結果。続く打者に犠打を許して1死を取ったところで交代となった。チームは1-4で敗れた。

2008年に育成選手として入団した二保投手は2012年7月に支配下登録。その年は2軍で11勝0敗の成績を挙げて最多勝利と最高勝率のタイトルを獲得した。2015年にはプロ入り初勝利を含む6勝をマークしたが、2016年に右肘を痛め、同年4月にトミー・ジョン手術。そこから長いリハビリ生活に入った。公式戦の復帰は2017年6月2日の2軍戦。そして10日、922日ぶりとなる1軍マウンドに上がった。

1軍に登録されたのは7日。仙台での楽天戦でも「ブルペンで肩を作っていた」というが出番はなく、2年半ぶりのヤフオクドームに戻ってきた。二保投手は練習前にマウンド近くに行き、捕手役の石川柊太投手にサインを出してもらって見え方を確認。二保投手の「(ヤフオクドームの)照明の具合とかも変わっているんで」という言葉が、長いブランクを物語っていた。

2016年のリハビリ期間中は、松坂大輔投手がよく声をかけてくれたという。その松坂投手は5日に新天地の中日で1軍先発登板を果たした。「もちろん励みになりますが、立場が違うんで。ボクはとにかくまた1からのスタートです」と二保投手。2年半ぶりの復活マウンドは結果を出せずに終わったが、長いリハビリを支えてくれた人たちのために、もう一度輝きを取り戻したい。

記事提供:Full-Count

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