太田椋の2ランで先制、ジョーンズもマルチ安打を記録も投陣が崩れ10失点

パ・リーグ インサイト

2020.6.6(土) 18:42

オリックス・バファローズ 太田椋選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 太田椋選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月6日、京セラドーム大阪にて行われたオリックス対広島の練習試合は、6対10でオリックスが敗戦した。

 オリックスの先発は田嶋大樹投手。初回から不運な当たりもあって無死満塁となるも、広島の4番・鈴木誠也選手を見逃し三振に打ち取るなど後続を打ち取り、無失点で切り抜ける。打線は2回裏、無死1塁から7番・太田椋選手が広島の先発・床田寛樹投手から2ランを放ち先制。昨季ドラフト1位の底知れぬポテンシャルを見せた。

 しかし直後の3回表、田嶋投手が1死1,2塁と走者をためると、鈴木選手にスタンド上段に飛び込む完璧な3ランを浴び逆転を許す。続く5番・メヒア選手にも本塁打を浴び、3回7安打2本塁打4失点と最後が悔やまれる内容で降板した。

 太田選手の本塁打以降は床田投手を打線が攻略できず無得点も、4回表からの2イニングを鈴木優投手、6回表を吉田一将投手が無失点でつなぐ。2対4のまま迎えた6回裏、広島は継投策に入り、オリックスが反撃に出る。1死走者なしから4番・ジョーンズ選手が右翼線を破る二塁打を放つと、5番・ロドリゲス選手も左翼線を破る適時二塁打で続き、1点を返す。なおも2死1,3塁から代打・若月健矢選手の適時打で同点に追いつく。

 追いついたのもつかの間、7回表からマウンドに上がった澤田圭佑投手は四球で1死1,2塁のピンチを招き、メヒア選手に特大の3ランを打たれ再び勝ち越しを許す。8回表にも海田智行投手が1点を失い、4対8と点差が開いた。一矢報いたいオリックスは、8回裏、若月選手が2死から出塁すると、続く9番・後藤駿太選手がライトスタンドに飛び込む2ランを放ち2点差に詰め寄る。

 9回表、無失点でつなぎたいオリックスだったが、登板したディクソン投手が先頭に四球を許すと、7番・堂林翔太選手にこの日広島の4本目となる2ランを浴びる。これが痛恨の一打となり、スコアはそのまま試合終了。オリックス対広島の練習試合は6対10でオリックスが敗戦した。

 先発の田嶋投手は初回のピンチを切り抜けたものの、3回表に2本塁打を許し4失点と悔いの残る登板となった。2番手の鈴木優投手は2イニングを投げ無安打1四球無失点でアピールも、投手陣全体としては一発に泣く形となった。打線では期待の若手・太田椋選手に本塁打が生まれ、新外国人のジョーンズ選手もマルチ安打を記録した。

  123456789 計
広 004000312 10
オ 020002020 6

広 床田寛樹-中田廉-高橋樹也-藤井皓哉-フランスア-菊池保則-スコット
オ 田嶋大樹-鈴木優-吉田一将-澤田圭佑-海田智行-ディクソン

文・丹羽海凪

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