北海道日本ハムがマスク5万枚を北海道へ寄付。中島卓也選手会長「今こそ、北海道、日本が一つになる時」

パ・リーグ インサイト

2020.4.28(火) 14:46

北海道日本ハムの清水優心選手(左)と杉谷拳士選手(右)【写真提供:北海道日本ハムファイターズ】
北海道日本ハムの清水優心選手(左)と杉谷拳士選手(右)【写真提供:北海道日本ハムファイターズ】

地域やファンに支えられる「プロ野球球団」として医療従事者を支援

 北海道日本ハムファイターズは4月28日、新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療現場で感染防護具の不足が深刻になっている状況を受け、不織布マスク5万枚とフェイスシールド920個を北海道へ寄付すると発表した。

 球団は北海道日本ハムファイターズ選手会とも協議した結果、医療現場の最前線で懸命に力を尽くしている医療従事者への支援を優先すべきと考え、過去のチャリティオークション等で積み立てた「ファイターズ基金」と選手会費から物資を購入。北海道を通じて5月以降道内の各医療機関へ分配する。

 日を追うごとに感染症が猛威を振るい続ける状況下で「地域やファンに支えられるプロ野球球団として何らかの支援ができないか」、自主練習期間に入っている選手らと4月上旬から検討を開始して実施に至った。

 医療現場の最前線では感染防護具の不足、医療従事者の心理的負担の増大、新型コロナウイルス感染に対応する医療体制により、外来診療や入院・手術の減少で病院経営に影響があることなど、球団が医療現場の状況を把握。そんななか、「医療物資が確保できたため球団が長年続けている地域貢献活動に役立ててほしい」と取引先から申し出があり、社内や選手会と協議した結果、購入し北海道への寄付を決定したという。以下、中島卓也選手会長のコメント。

◆中島卓也選手会長コメント
「北海道をはじめ日本全国が新型コロナウイルスの影響を受ける中、ファイターズの選手として何か貢献できることはないか、球団とも相談して今回の支援を決めました。先が見えないことへの不安がある中、経験のないストレスを感じながら働いていらっしゃる医療従事者の皆さんには感謝の気持ちしかありません。今こそ、北海道、日本が一つになる時です。感染を広げない努力を一人ひとりが続け、医療に関わる全ての方、そのご家族を温かくサポートしていく社会を一緒に築き上げていきましょう。よろしくお願いいたします」

北海道日本ハムの加藤貴之選手(左)と宮西尚生選手(右)【写真提供:北海道日本ハムファイターズ】
北海道日本ハムの加藤貴之選手(左)と宮西尚生選手(右)【写真提供:北海道日本ハムファイターズ】

文・東海林諒平

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