【ファーム】内海哲也が実戦復帰で1回0封も、打線沈黙で埼玉西武が完封負け……

パ・リーグ インサイト

2020.3.19(木) 16:18

埼玉西武ライオンズ・内海哲也投手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・内海哲也投手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月19日、横須賀スタジアムで行われた埼玉西武対横浜DeNAの練習試合は、2対0で横浜DeNAが勝利。埼玉西武は、6投手による継投で2失点に抑えるも、打線が機能せず、完封負けを喫した。

 埼玉西武の先発は、粟津凱士投手。初回からテンポよく2三振を奪うと、2回表も3人で打ち取り、予定の2イニングを無安打で抑えた。3回表からは中塚駿太投手が登板。いきなり連打を浴びるなどピンチを迎えるも、後続を切って取り、援護を待つ。

 打線は3回裏、岡田雅利選手、齊藤誠人選手に連打が生まれるなど、得点圏に走者を置く場面はあるものの、得点にはつながらず。なかなか攻撃のリズムを作れない。

 5回表を佐野泰雄投手が0でつなぐと、6回表には内海哲也投手が今季初登板。制球よく内外に投げ分ける内海投手らしいピッチングで、1回を無安打無失点に抑えた。

 両者無得点のまま迎えた7回表、ようやく試合が動き出す。この回からマウンドにあがった國場翼投手が神里和毅選手に2点適時三塁打を浴び、横浜DeNAが2点を先制した。

 なんとか奮起したい打線だが、3回以降毎回ランナーを出すもホームベースが遠い展開に。迎えた9回裏も得点を奪えず、試合終了。投手陣では、先発した粟津投手が安定感のある投球で2回無失点と一軍入りへアピール。また、プロ17年目を迎える内海投手が今季初実戦を3人できっちり抑え、復活に向けて期待の膨らむ投球を見せた。一方野手陣は、散発4安打無得点と課題の残る内容となった。

  123456789 計
横 000000200 2
西 000000000 0

横 濱矢廣大-勝又温史-ディアス-コルデロ-赤間謙
西 粟津凱士-中塚駿太-佐野泰雄-内海哲也-國場翼-野田昇吾

文・岩井惇

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