【ファーム】柘植世那がサヨナラ打! 先発の高橋光成は7奪三振でアピール

パ・リーグ インサイト

2020.3.17(火) 16:16

埼玉西武ライオンズ・柘植世那選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・柘植世那選手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月17日、横須賀スタジアムで行われた埼玉西武と横浜DeNAの練習試合は、3対2で埼玉西武がサヨナラ勝利。終盤に相手の守備の乱れを見逃さず、最後はルーキー・柘植世那選手の安打で試合を決めた。

 埼玉西武は高橋光成投手が先発のマウンドに上がった。初回から2イニング連続で先頭打者に安打を許したものの、落ちついて後続を切って無失点。さらに3回表にはこの試合初の3者凡退を記録するなど、ストライク先行の安定した立ち上がりを見せた。4回表、楠本泰史選手に本塁打を浴びて1点を失ったものの、5イニングを投げて7奪三振の好内容でマウンドを降りた。

 なんとか援護に出たい打線だったが、横浜DeNAの先発・濱口遥大投手の前になかなか得点を奪えず。走者こそ出すものの、後続を併殺打などで抑えられる歯がゆい攻撃が続いた。

 試合が再び動きを見せたのは試合中盤だった。リードを2点に広げられた6回裏、横浜DeNAの3番手・大貫晋一投手から山野辺翔選手が四球を選ぶと、すかさず盗塁成功。ここで水口大地選手が適時打を放って1点を返し、スコアを2対1とした。

 8回裏、1死から9番・岸潤一郎選手が俊足を生かして内野安打で出塁。すると、相手バッテリーに2連続でミスが生まれ、岸選手は一気に3塁へ。この好機で途中出場の山田遥楓選手が適時打を放ち、埼玉西武が終盤で同点に追いついた。

 9回裏、練習試合であるため同点の場合は試合が終了する状況でドラマが生まれた。先頭の熊代聖人選手が相手のミスで出塁すると、1死から呉念庭選手にも安打が生まれ、1,3塁とチャンスを拡大させる。ここで、打席には途中からマスクを被っていた柘植世那選手が入る。レフトへ運ぶ適時打を放ち、ゲームセット。最後はルーキーの一振りで試合を決めた埼玉西武が3対2でサヨナラ勝利を飾った。

  123456789  計
横 000101000  2
西 000001011X 3

横 濱口遥大-古村徹-●大貫晋一
西 高橋光成-森脇亮介-相内誠−○田村伊知郎

文・吉田貴

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