2月15日、かいぎんスタジアム国頭にて北海道日本ハムの紅白戦が行われ、4対1で白組が勝利を収めた。2回に紅組の王柏融選手が会心のソロ本塁打で1点を先制したが、白組はそれ以降ヒットを許さず、6回に一挙3点を加え勝ち越し。投打かみ合った試合運びだった。
初回の攻防は注目の2投手が好投球を見せた。1回表、白組の先発でドラフト1位ルーキーの河野竜生投手が2三振を奪うなど3人で終える。するとその裏も、今季初実戦登板となった紅組の先発・吉田輝星投手が3者凡退に打ち取り、両軍ともに静かな立ち上がりとなった。
2回には両軍のピッチャーが交代し、試合が動く。紅組は2回表、5番・王柏融選手が2番手・村田透投手の低めの球をすくい上げ、左中間スタンドに飛び込むホームランを放ち1点を先制。しかし白組は3回裏、紅組の2番手・斎藤佑樹投手から1死1,3塁のチャンスをつくり、4番・横尾俊建選手の併殺崩れの間に1点を返して同点に追いついた。
その後0が続き、6回裏にマウンドに上がったドラフト4位ルーキー・鈴木健矢投手のところで白組が猛攻を見せる。2死から1,2塁とすると、7番・海老原一佳選手がセンター前に抜けるタイムリーを放ち1点の勝ち越し。なおも2,3塁の好機で、8番・高濱祐仁選手にも右翼線を破る二塁打が飛び出し、これで3点の勝ち越し。ルーキーにはほろ苦い実戦デビューとなった。
紅組は反撃の機会も作れないまま、試合は終了。4対1で白組が勝利した。白組は海老原一佳選手が3打数2安打と打撃でアピール。投手陣も3番手の上原健太投手が3回を無安打に抑えるなど1安打1失点リレーを見せた。一方で紅組は期待の2年目・吉田輝星投手が最高のスタートを切るも、後続がランナーを許す展開でリズムを作れず。野手陣も王柏融選手のソロのみと寂しい結果となった。
123456789 計
紅 010000000 1
白 001003000 4
紅 吉田輝星-斎藤佑樹-井口和朋-●鈴木健矢-立野和明-望月大希-福田俊
白 河野竜生-村田透-上原健太-○玉井大翔-公文克彦-柿木蓮-長谷川凌汰
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