【日本ハム】若林晃弘、現役引退を発表「本当に幸せな時間」プロ8年 19、20年巨人リーグVに貢献

スポーツ報知

2025.9.26(金) 16:31

若林晃弘

 日本ハムは26日、若林晃弘内野手が今季限りで現役引退することを発表した。若林は、「今シーズン限りで現役を引退することを決断いたしました。ジャイアンツ6年、ファイターズ2年、プロの世界に入り良い時も悪い時もたくさんありましたが、応援してくださるファンの皆さんがいてくれたおかげで、8年間プレーすることが出来ました。心から感謝申し上げます。そして野球を通じてたくさんの方々に出会え、支えられて今の自分があると思っています。野球人としてだけでなく、人間として成長させていただきました。貴重な経験をすることができ、本当に幸せな時間でした。怪我(けが)が多く、ご心配をおかけする事ばかりでしたが、最後まで元気にプレーしたいと思います。こんな自分を応援していただき、本当にありがとうございました」とコメントした。

 巨人から移籍2年目、プロ8年目の今季は、開幕1軍こそ逃すも、4月10日に1軍昇格を果たし、7試合に出場し、打率1割4分3厘だった。5月2日に抹消されて以降は2軍調整が続き、ファームでは42試合に出場し、打率2割2分2厘、0本塁打、10打点だった。

 左太もも裏肉離れなど度重なるけがに泣かされた移籍1年目の昨季は、初の1軍出場ゼロに終わった。昨オフは、「走りメインで体幹とか体の芯の部分を鍛えた」と、けがをしない体作りに重点を置き春季キャンプを迎えた。1軍にも帯同し、新庄監督の助言で本来は両打ちだが、「ミートしやすい」という左打席に一時専念するなど試行錯誤を重ねていた。指揮官からの期待も大きかったが、若手の台頭などもあり出場機会は限られていた。

 巨人時代の19年には77試合、20年には76試合に出場。内外野を守れる貴重なスイッチヒッターとして、19、20年のリーグ連覇に貢献した。原監督からは、「日頃より努力家」と評された。21年には自己最多の96試合に出場し、打率2割3分9厘で5本塁打をマークした。2球団で多くの選手から慕われた「若さん」が8年間のプロ人生にピリオドを打つ。

 ◆若林 晃弘(わかばやし・あきひろ)1993年8月26日、東京・中野区生まれ。32歳。桐蔭学園から法大、JX―ENEOSを経て17年ドラフト6位で巨人に入団した。24年3月に郡とのトレードで日本ハムに移籍。180センチ、79キロ。右投両打。年俸1800万円。通算335試合、打率2割2分8厘、12本塁打、59打点、15盗塁。

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