6月7日、バンテリンドームで行われた中日と千葉ロッテの「日本生命セ・パ交流戦 2025」2回戦は、3対4で千葉ロッテのサヨナラ負け。
序盤は千葉ロッテ・田中晴也投手と中日・高橋宏斗投手の投手戦となった。0対0で迎えた4回裏、田中晴投手は3番・上林誠知選手に先制の8号ソロを許す。
しかし5回表、藤岡裕大選手、岡大海選手の連打と四球で無死満塁のチャンスを築く。ここで田中晴投手がレフト前に弾き返し、ランナーは一気に2者生還。「打ったのは、たぶんフォークだと思います。打つことができて良かったです」と、田中晴投手のプロ初安打初打点となる2点適時打で逆転すると、なおも1死満塁から暴投の間に3点目を追加した。
田中晴投手は本業のピッチングでも躍動した。5回以降、中日打線を完ぺきに抑え、7回4安打1失点。プロ入り最多となる9三振を奪う好投だった。2点リードの8回裏は中森俊介投手が抑える。
ところが9回裏、鈴木昭汰投手が2アウトを奪ったあとから乱調。安打と死球で走者を背負い、代打・石川昂弥選手の適時打で1点を返される。なおも2死満塁のピンチを招くと、岡林勇希選手に同点適時打、続く田中幹也選手には押し出し四球を与えてしまい、サヨナラ負け。
敗れた千葉ロッテは連敗。先発・田中晴投手が投打で奮闘するも、抑えの鈴木投手が0.2回3安打3四死球3失点で痛恨のセーブ失敗となった。
123456789 計
ロ 000030000 3
中 000100003X 4
ロ 田中晴也-中森俊介-●鈴木昭汰
中 高橋宏斗-○藤嶋健人
文・菊地綾子
田中晴也が投打で活躍も…… 千葉ロッテ9回2死から無念のサヨナラ負け
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2025.6.7(土) 17:25
