6月3日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と東京ヤクルトの「日本生命セ・パ交流戦 2025」第1回戦は、1対0で埼玉西武が勝利。

　先発の隅田知一郎投手は初回を3者凡退の立ち上がり。2回、3回と得点圏に走者を背負ったが、源田壮亮選手、西川愛也選手の好守にも助けられ無失点で終える。4回以降もテンポ良い投球を続け、8回まで5安打無失点。しかし打線は相手投手陣の前に得点できず、試合は0対0のまま終盤を迎えた。

　9回表のマウンドにも上がった隅田投手だったが、2安打を浴びて2死1、3塁としたところで降板。このピンチは代わったウィンゲンター投手が抑えた。9回裏も3者凡退に倒れ、試合は延長戦へ。

　10回表は甲斐野央投手、11回表は平良海馬投手がつなぐ。11回裏、2四球で1死1、2塁のチャンスを得て、打席にはここまで2安打のセデーニョ選手。三遊間を抜けそうな当たりを放ち、追い付いた相手遊撃手の送球が悪送球となり、内野安打とエラーで劇的なサヨナラ勝利を収めた。

　隅田投手は勝ち負け付かずも8.2回110球7安打無四死球7奪三振無失点の好投。4番手・平良投手が今季1勝目。打線はセデーニョ選手が3安打をマークし、接戦を制した。

　 １２３４５６７８９1011　 計
ヤ ０００００００００００　 ０
西 ００００００００００１Ｘ １

ヤ ランバート-矢崎拓也-大西広樹-清水昇-●小澤怜史-バウマン
西 隅田知一郎-ウィンゲンター-甲斐野央-○平良海馬

文・丹羽海凪

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