4月4日、みずほPayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第1回戦は、6対0で埼玉西武が勝利した。

　埼玉西武の先発は今井達也投手。初回、2回裏といずれも得点圏に走者を背負うも、要所を締めて無失点に抑える。3回裏は2死から四球を与えたが、後続を遊ゴロに打ち取るなど、粘りの投球を続けた。

　打線は4回表、2四死球とセデーニョ選手の安打で無死満塁から、野村大樹選手の2点適時二塁打で先制に成功。続く無死2、3塁から外崎修汰選手が犠飛を放つと、古賀悠斗選手が安打でつないで1死1、2塁から、源田壮亮選手、長谷川信哉選手の連続適時打でこの回計6得点を挙げた。

　援護をもらった今井投手は4回から6回までに計6奪三振を記録するなど、完全投球を披露。7回裏に四球と安打で無死1、2塁のピンチを招くも、後続を中飛、2者連続三振に仕留めて反撃を許さず、7回118球4安打2四球10奪三振無失点でマウンドを降りた。

　8回裏は佐藤隼輔投手が無失点に抑えると、最終9回裏は黒田将矢投手が1死満塁のピンチを招いたが、後続を三振と一飛に抑え、試合終了。渡部聖選手が3安打、源田壮亮選手が2安打1打点をマークするなど計10安打6得点と投打がかみ合い、開幕からの連敗を「4」で止めた。西口文也監督就任後初勝利を手にしている。

　一方、敗れた福岡ソフトバンクは、先発・有原航平投手が3.1回74球6安打3四死球1奪三振6失点と役割を果たせず。2番手・松本晴投手は、3.2回52球3安打無四死球5奪三振無失点と好投を披露している。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ０００６０００００ ６
ソ ０００００００００ ０

西 ○今井達也-佐藤隼輔-黒田将矢
ソ ●有原航平-松本晴-津森宥紀

文・横山蒼

・試合詳細／動画