
オリックスは宇田川優希投手が横浜市内の病院で、右肘内側側副靭帯再建術(通称トミー・ジョン手術)、鏡視下右肘頭骨棘切除術を受けたことを発表した。昨年は右肩や右肘のコンディション不良に苦しみ、1軍定着した22年以降では最少となる13試合の登板。年が明けても右肘の状態は上向かず、2月下旬からノースロー調整が続いていた。3月5日に精密検査を受診し、同手術を受けることが決定。「今を見るんじゃなくて、2年後、3年後にレベルアップして、長く野球をやりたい」と素直な気持ちを打ち明けていた。
常時150キロを超える速球と絶対的なフォークを武器に、23年のWBCでは世界一も経験、同じ救援右腕では吉田輝星投手が7日に同様の手術を受け、球団側も来季中の完全復活を後押しすることになった。今後は数日間の入院後、患部の状態を確認しながらリハビリを行っていく。