
オリックス・山下舜平大投手(22)が、今季初の対外試合となる15日のソフトバンク2軍戦(SOKKEN)に登板することが14日、分かった。腰椎分離症からの回復は順調で、プロ5年目で最も早い対外試合初登板。開幕ローテ入りへ視界が開けてきた。
山下は11日のライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板。右手中指の爪が割れ、予定の30球より少ない10球で降板した。この日は休日返上で筋力強化し、同学年の麦谷とキャッチボール。「(爪は)まだ割れていますけど、投げられます」と強調した。
1軍定着後の一昨年は3月4日の阪神戦(甲子園)、昨年は2月28日のロッテ戦(SOKKEN)が初登板だった。「打者が打てなくても、自分で納得していなければ納得できない。投げながら、明確に課題を感じられれば」。万全ならエース・宮城と先発の軸を担う161キロ右腕。キャンプ中に実戦登板を重ね、仕上げに入る。
昨季は3勝。山下とともにソフトバンク戦に登板する曽谷は、侍ジャパンに入った。「まだそういう選手だと思って、練習するしかない。トップでやれるような選手でありたい」。悔しさも成長の糧。剛腕復活は近づいている。(長田 亨)
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