
オリックスは14日、群馬・高崎市内のホテルでドラフト3位の健大高崎・佐藤龍月投手と入団交渉を行い、契約金5000万円、年俸500万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。最速147キロの左腕は目標の投手にオリックス・宮城大弥を掲げ、「チームを勝たせる投手になりたい。2年目までに(年間)10勝したい」と意気込んだ。
昨年8月末にトミージョン手術を受け、今年7月の群馬大会3回戦で、異例となる術後1年未満での復帰を果たした左腕。リハビリ期間に懸命な筋力強化に励み、平均球速は術前の140キロから144キロに上昇。メンタルコーチの指導もあり、精神的にも成長した。「どん底に落ちた時期からはい上がれた。どんな逆境にも乗り越えられる精神を身につけられた」。投げられない期間が、佐藤を一段と強くした。
憧れは宮城だ。「チームを勝たせる投球ができるところと、自分とあまり変わらない身長で勝負しているので、参考にしている」。ドラフト会議後には宮城の練習動画をチェック。「変化球、ストレートなどの投球も含めて、できれば生活面についても聞いてみたい」と目を輝かせた。
「(オリックスは)投手層がとても厚く、すごい競争率。そこでも、高校生ながら負けじと頑張っていきたい」と決意を新たにした左腕。高校3年間の努力を糧に、新たなステージでも活躍する。
◆佐藤 龍月(さとう・りゅうが)2007年7月13日、川崎市生まれ。18歳。大戸小1年で今井西町少年野球部で軟式野球を始め、19年にジャイアンツジュニア入り。西中原中では東京城南ボーイズでプレーし、U15侍ジャパンに選出される。健大高崎では1年春からベンチ入り。173センチ、77キロ。左投左打。