
◆エイブルトライアウト(12日・マツダスタジアム)
日本プロ野球選手会が主催する「エイブルトライアウト2025~挑め、その先へ~」が行われ、38選手が参加した。ソフトバンクを戦力外となった育成の風間球打投手は、打者3人に10球を投げて無安打1四球。最速は143キロだった。「今できる限りの全力は出せたので、悔いはないです」と振り返った。
「ここで最後という気持ちで、すごくいい感触で投げられた。今後どうなるか分からないですが、今までお世話になった人に対して恩返しできるように、悔いのない人生を歩みたいと思います」
明桜(秋田)から21年ドラフト1位でソフトバンク入り。最速157キロ右腕として期待されていたが、右肘や腰を痛めて昨年11月に育成として再契約。だが、今季も目立った成績を残せず、2年連続の戦力外通告を受けた。
この日は「高校BIG3」と称された阪神の育成・森木大智投手も参加した。
「実は会うのは初めてで敬語でしゃべってしまった…。切磋琢磨(せっさたくま)して、お互いに『いい野球人生だったな』と言いたいです」
ともにオファーを待ち、現役続行を目指す。
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