2025年の福岡ソフトバンクはパーソル パ・リーグ連覇、そしてパーソル CS パも優勝。日本シリーズ出場を控えるなかで、10月23日(木)に「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催される。
昨年のドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような結果を残したのか。福岡ソフトバンクのルーキーから、ドラフト2位の庄子雄大選手ら3選手をピックアップ。今季の成績を振り返る。
庄子雄大がプロ初安打初打点記録、川口冬弥はパ・リーグ育成新人で支配下一番乗り
神奈川大学からドラフト2位で入団した庄子選手は、新人選手で唯一キャンプA組入り。オープン戦では9試合に出場し打率.364、3盗塁を決めたが、開幕一軍入りはならず。
5月1日にプロ初昇格。5月5日、埼玉西武戦で代走としてプロ初出場を果たす。その後も限られた出場機会の中で5月は10試合、3打数無安打だった。その後ファームで調整を重ね、7月に再昇格する。「9番・セカンド」でプロ初スタメンとなった7月10日・オリックス戦で待望のプロ初安打をマーク。「レクザム フレッシュオールスターゲーム2025」でも安打を打った。
9月28日には埼玉西武・隅田知一郎投手から左中間を破る適時二塁打を打ち、プロ初打点も記録。8月以降は一度も二軍降格することなく、26試合、打率.235(17打数4安打)、2打点、1盗塁でシーズンを終えた。
初出場となった「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」は、ファイナルステージ第1戦から出番がきた。延長10回に代走で起用され、山川穂高選手の適時打でサヨナラのホームを踏んでいる。
ドラフト6位・岩崎峻典投手は5月25日・オリックス戦、5番手でプロ初登板。初奪三振を含めて2三振を奪う一方、4安打3失点を喫した。ファームでは24試合、3勝5敗2セーブ、防御率4.52の成績。一軍での経験を糧に、今後のステップアップに期待したい。
川口冬弥投手は徳島インディゴソックスから育成ドラフト6位で福岡ソフトバンクへ。ウエスタン・リーグ16試合、防御率0.98とアピールし、6月20日に支配下登録を勝ち取る。翌21日に行われた「日本生命セ・パ交流戦 2025」阪神戦で一軍デビューを果たすと、フォークを武器に坂本誠志郎選手からNPB初奪三振。2者連続三振を含む1イニング無失点の好リリーフを披露した。一軍では5試合に登板し、いずれも無失点に抑えている。
7月18日に登録抹消されたが、ファームで32試合、35.1イニングを投げ、投球回を上回る38奪三振。防御率0.76と圧巻の成績を残し、NPB1年目のシーズンを終えた。
