
◆SMBC日本シリーズ2025第4戦 阪神2―3ソフトバンク(29日・甲子園)
ソフトバンク・山川穂高内野手が「4番・一塁」で先発し、日本シリーズ最多記録に並ぶ3試合連続本塁打をマークした。
両軍無得点の2回先頭、2ストライクから阪神・高橋の4球目を振り抜き、中越えに先制ソロ。2球で追い込まれてからの一発を「球が強かったので、それに合わせてはいた。(2ストライクまでは)コースがいいところだったので手が出せなかったけど、すぐしっかり打ちにいけました」と振り返った。
厳しい内角攻めに遭いながらも、甘く入った球を一閃(いっせん)。「試合数は残り、勝っても負けてもわずか。どういう攻め方をしてくるかっていうのはあまり意識しないで、自分の打撃の技術面に集中できていた」と、状態の良さを見せつけた。
シリーズでの3戦連発は、球団ではダイエー時代の03年に城島が記録して以来。その他、過去には85年に阪神・バース、16年に広島・エルドレッドらがマークしている。「日本シリーズ記録? いつでも僕は基本、ホームランを狙っている。誰との記録ですか? バースさんすごいですね。エルドレッドも。なかなかいかついメンバーですね、うれしく思います」と笑顔を見せた。
移籍1年目の昨季は横浜に敗れ、自身初の日本一とはならず。歓喜の瞬間まで残り1勝となり「(自身が)全く打てなくても勝てばいい。あすの第1打席から、また頑張るっていうところしか今は思っていない」と力を込めた。
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