
◆パ・リーグ 楽天1―6ソフトバンク(5日・楽天モバイル)
杜(もり)の都のトンネルを抜けた。ソフトバンクが今季最多13安打で楽天を圧倒。引き分けを含めて8連敗中だった仙台で、昨年4月16日以来10試合ぶりの勝利を収めた。立役者は柳田だ。初回無死一、三塁から先制右前打。カーブに泳がされながらの一撃に「必死に食らいつきました」。4回にも適時二塁打を放つと、6回も左前打で今季初の猛打賞となった。
開幕から「3番・右翼」で全試合先発。5回、岡島の打球に背走し、フェンスにぶつかるファイトを見せた。捕球できず三塁打となり「あれ、悔しかったです!」。昨季は143試合中、DHが67試合。「やっぱ野球やっている感がある」と全力で守備を楽しんでいる。
野手最年長の35歳に、小久保監督は「あした(6日)はナイター(翌日の)デーなのでちょっと考えるかも」とDHでの起用など、ベテランに配慮することを示唆した。何はともあれ仙台で約1年ぶり勝利。「連敗? あんま覚えてないんスけどね」と、すっとぼけたギータは、前だけを向いている。(田中 昌宏)
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