
日本ハムのドラフト2位ルーキー・進藤勇也捕手(21)=上武大=が3日、12球団最速で実施された紅白戦に「8番・DH」で先発出場し、“プロ初安打”を放った。
4回1死二塁で迎えた第2打席。カウント2―2と追い込まれながら、左腕・山本晃の甘く入ったチェンジアップを呼び込んで痛烈にはじき返した。初実戦で生まれた一本に「2回、チャンスが回ってきた。この打席は納得のいくような形にしたかった」と静かにうなずいた。
アピールに成功したが、試合後は一切、笑顔なし。ルーキーの脳裏に焼き付いていたのは、1打席目の空振り三振だった。2回の初打席。相手先発・金村尚真に対し、ゾーン内の変化球に手が出ず追い込まれると、最後は低めに鋭く消えるフォークに体勢を崩された。
「初の実戦で『これは大事な日になる』と思って試合に入っていた。結果も大事ですけど、今は(打席内での)内容がとても大事になっていく。1打席目の内容はもう全然、納得いくものじゃなかった。2打席目は絶対に何か自分の中で残る打席にしたいなと思って打席に立ちました」
紅白戦は5イニング制。前日から言い聞かせていた。「チャンスは1打席だけしかない」。だからこそ、巡ってきた2打席目を逃すわけにはいかなかった。追い求めるのは一撃で仕留める技術。「打撃に自信がない」と話す世代NO1捕手は、新庄監督にかけられた「ナイススイング」の一言を自信に、これからもプロの世界で鍛錬を積んでいく。