
楽天が秋季練習で打力アップを目指し珍トレを導入した。今秋は練習の効率化を求め投手は2軍施設の森林どり泉で、野手は本拠地・楽天モバイルで練習を行っている。野手は打撃班、守備班、トレーニング班に別れて汗を流しているが打撃班の練習メニューにボクシングが導入された。
発案者は来季から1軍打撃コーチに就任する川島慶三打撃コーチ。ボクシングをしている甥っ子の姿からヒントを得たそうで「いろんなスポーツとつながる部分もあると思う。腰を入れるとか。(パンチの)ワンツーの『ツー』の時にしっかり真っ直ぐ最短距離で出すとか。バッティングに繋がるなってことで今回取り入れさせてもらいました」と理由を説明した。打撃練習のローテーションの合間に突如組み込まれると、選手はいつもの野球用ではなくボクシンググラブをつけ、コーチめがけて2分15秒のミット打ちを2セット行った。
秋季練習ならではのトレーニングに今江敏晃新監督(40)は「下半身からの伝わりでバットに力が伝わる。本人たちは気付いていないかもしれないけど、そのあと勝手につながってくる。バッティングに限らず投げる方にもつながるし、コーチが工夫してやってくれている」と笑顔で練習を見守った。
選手は最初は戸惑いながらも全力でパンチを繰り出した。実際に行った伊藤裕季也内野手は「俺は強い!俺は強い!」と自己暗示をかけながら鋭いパンチをミットに打ち込み続けた。「最初は『あ、ふざけてるのかな』って思った」と半信半疑だったが、意図を説明され納得した様子。「しんどいけど全身運動なので、手だけだと弱い。そういうところはバッティングと一緒かなと」。パンチを打ちまくって、パンチ力のある打撃に磨きをかける。