
オリックス・山本由伸投手(24)が28日、大阪・舞洲の球団施設で自主練習を行い、10月22日の日本シリーズ第1戦(ヤクルト戦・神宮)で痛めた左脇腹について「もう完治でいいと思います」と明言した。3月にWBCも控える来季へ、ペースアップしていくことを宣言。口調も表情も柔らかだった。
この日は力強いキャッチボールなどで動作確認を行い「いい感じです」と繰り返した。2年連続のパ・リーグMVPや沢村賞など、個人タイトル“10冠”を獲得。それでも余韻に浸ることなく「シーズンのことは、ほぼ忘れたに近い感覚。完全に来年に向けて、また切り替えて」とうなずいた。
「まだメンバーにも入ってないので、分からないです」と謙虚に前置きしながらも、WBCへ向けた調整も想定し始めた。「若干(調整が)早めには、なるかもしれない。スケジュールに合ったペースでやりたい」と話した。
もう負傷箇所の心配はない。自身の練習を最優先としつつ「一スポーツファン的な感じです」とW杯で奮闘中のサッカー日本代表にも刺激を受けている。日本球界のエースの視界は、すこぶる良好だ。(長田 亨)