
日米通算201勝の野茂英雄氏(54)が13日、ソフトバンクの宮崎キャンプを訪れ、「ポスト千賀」の期待がかかる板東湧梧投手(26)にトルネード投法の極意を伝授した。「(体重移動の際は)少しグラブが遅れるイメージなら開きが抑えられる」などと助言した。
今キャンプには米パドレスがマイナー選手やコーチを派遣。この関係でパ軍のアドバイザーを務める野茂氏がこの日、合流した。ワインドアップからトルネード気味に体をひねるフォームの板東の特徴を野茂氏に伝えた藤本監督は「ちょっと似ているやろう。優しい人間やから聞けばナンボでも答えてくれる」と16日までの指導に期待を寄せた。
これまで野茂氏はオリックスでテクニカル・アドバイザーを務め、広島、中日ではキャンプ中に臨時で指導役も務めた。主にフォークの投げ方を授けてきたが、代名詞のトルネードを教えるのは初めてだ。
今季後半から先発に定着して3勝を挙げた板東は「トルネードと言えば野茂さん。イメージを聞きたかった。下半身からリードするために上半身の意識を聞けて良かった」と目を輝かせた。千賀のメジャー挑戦で投手陣の底上げが必要なホークスに、頼もしい“臨時コーチ”が現れた。
(表 洋介)