DH制のない東京Dで3連戦も指揮官「交流戦でも掴んできている」
■福岡ソフトバンク – 巨人(日本シリーズ・22日・東京ドーム)
巨人との日本シリーズで2連勝スタートした福岡ソフトバンクは21日、東京への移動を前に本拠地のヤフオクドームで調整した。投手と若手野手による練習を見守った工藤監督は「油断しちゃいけない」と気を引き締めた。
第1戦は7-2、第2戦は6-3。投打が噛み合いこれ以上ないスタートを切った福岡ソフトバンク。指揮官はこの2試合を振り返り、「いい形で戦えていると思います。勝たないといけないという思いがベンチにいても伝わってきます」と、手応えを口にした。それでも「1つのプレーで(流れが)変わってくるんで、油断はしちゃいけないですしとにかく1試合1試合、その日を全力で戦っていくというところは変わらずにやっていきたいと考えています」と気持ちを引き締めた。
楽天とのCSファーストステージ第2戦から、埼玉西武とのCSファイナルステージ4連勝を経てポストシーズン怒涛の8連勝。「勝ち続けられるなら勝ち続けた方がいいですけど、みんなが1つ1つ全力で戦ってきた結果が連勝に繋がっていると思うので『連勝しているから大丈夫』という考えはないです。その日の試合ですべてを出すということを考えて、出したうえで負けたとしても次に繋がると思いますし、先のことを考えずにその日の試合だけに集中していくというのが短期決戦では大事になってくると思います」と力を込めた。
22日からは敵地東京ドームでの3連戦。埼玉西武とのCSファイナルでも圧倒的なアウェー感の中で4連勝してきた。
「ヤフオクドームのファンの皆さんの声援が僕らの勇気になるように、逆に考えれば相
手チームにもそうなると思う。最初の攻撃というのは大事になるでしょうし、先制点を取って自分たちのペースで戦っていくというのが大事だと思います」と工藤監督。
DH制は採用されず、投手が打席に立つセ・リーグ本拠地での3連戦。「交流戦でも掴んできている。そこもしっかりと考え、シミュレーションをやって試合に臨みたいと思います」と、交流戦覇者としての自信ものぞかせた。
(Full-Count編集部)
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