山本由伸が7回1失点で復帰後初白星。打線爆発のオリックスが楽天に連勝

パ・リーグ インサイト

2019.9.15(日) 16:29

オリックス・バファローズ 中川圭太選手、山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 中川圭太選手、山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月15日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対楽天の24回戦は、7対1でオリックスが勝利。終盤の猛攻で試合を決定づけ、楽天との3連戦勝ち越しを決めた。

 オリックス・山本由伸投手、楽天・石橋良太投手の先発で始まった試合は、初回から動きを見せる。1回裏、先頭の宗佑磨選手が四球を選び、続く福田周平選手が犠打を決めると、3番・吉田正尚選手が左前へ適時打を放ち、1点を先制。さらに死球などで2死1,2塁の好機で、6番・中川圭太選手からも適時打が飛び出し追加点。オリックスが幸先良く2点の先制に成功する。

 追いかける楽天は4回表、先頭の浅村栄斗選手が二塁打で出塁すると、続く4番・ブラッシュ選手も左前打でつなぎ無死1,3塁の好機を作る。すると5番・銀次選手が変化球を捉える技ありの適時打を放ち、1点差に詰め寄った。

 突き放したいオリックスは6回裏、先頭の中川圭太選手が初球を左翼席へ放り込み1点を追加。8回裏には、楽天の4番手・安樂智大投手から、敵失、死球、若月健矢選手の安打などで1死満塁とすると、続く福田選手が四球を選び、押し出しで1点を追加。なおも2死満塁の好機で、4番・ロメロ選手が左中間を割る走者一掃の適時二塁打を放ち、スコアは7対1に。9回表のマウンドには山田修義投手が上がり、3者凡退で試合を締めくくった。

 勝利したオリックスは、先発の山本投手が7回6安打1失点の好投で7勝目。最優秀防御率のタイトル獲得へ向けて、弾みをつけた。打線も7得点を挙げ、楽天に連勝を飾った。敗れた楽天は、先発した石橋投手が5.2回3失点と苦しみ、打線もチャンスであと一本が出ず、連敗を喫した。

 なお、6回途中に登板した楽天の久保裕也投手が、通算500試合登板を達成。「ジャイアンツの時からたくさん投げさせてもらって、山あり谷あり、ここまでいろいろなことがありました。星野さんにチャンスをいただいてイーグルスに拾ってもらい、この試合を目指せる場所を与えてもらってからは、とにかく1年でも長く投げることを考えてやってきました。500試合登板は体のケアをしてくれたトレーナーの皆さん、試合で使ってくれた監督、いろいろな方のサポートとファンの皆さんの後押しがあって達成できたと思っています。僕にかかわってくれた全ての人に感謝ですね。1試合でも多くチームに貢献したいと思っていますので、これからも1試合1試合積み重ねていきたいです」と語った。

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