9月14日、札幌ドームで行われた北海道日本ハム対福岡ソフトバンクの一戦は3対1で福岡ソフトバンクが勝利。メットライフドームで行われた試合で埼玉西武が勝利を収めたため、優勝マジックはひとつ減って11となった。
3回表、北海道日本ハム先発・有原航平投手のワイルドピッチで先制点を得た福岡ソフトバンク。4回裏に、先発の武田翔太投手が無死満塁のピンチを招くと、代わった嘉弥真新也投手が押し出し四球を出して同点とされるものの、試合後半にすぐさま巻き返す。
5回表、グラシアル選手の勝ち越しタイムリーで早くもリードを取り戻すと、6回表には、2死から松田宣浩選手が第29号ソロ。「追い込まれていたので食らいついていきました。絶対に勝つ気持ちでやっている」と語る頼れるベテランの一発で、スコアを3対1とした。
そしてその後、5回からは高橋純平投手、甲斐野央投手、モイネロ投手と無失点リレーをつなぎ、最終回へ。守護神・森唯斗投手は、ルーキーイヤーから6年連続のシーズン50試合登板達成となる節目のマウンドを、無失点締め。試合は、わずかなリードを守った福岡ソフトバンクが、3対1で逃げ切り勝利した。
福岡ソフトバンクは、先発の武田投手が4回途中4四球1失点で「フォアボールが多く、リズムの悪い投球になってしまった。大事な試合で先発としての仕事ができず、チームに申し訳ないです」と反省しきりも、中継ぎ5投手のリレーで試合を立て直した。敗れた北海道日本ハムは、最多勝争いを演じる有原投手が6回3失点で黒星を喫した。
文・須之内海
記事提供: