2回に守備で転倒「練習不足です」、8回に7号ソロで2桁へ3本「目指したい」
■北海道日本ハム 2-0 オリックス(8日・札幌ドーム)
北海道日本ハムの清宮幸太郎内野手が8日、本拠地オリックス戦で値千金の7号ソロを放った。
3連勝を引き寄せる大きな一発だった。1-0で迎えた8回、オリックス増井の初球148キロ直球を右翼席に叩き込んだ。「展開的にも1点欲しいところだったので、なんとか塁に出ることを考えていました。最近、初球を打てていなかったので、今日は初球をしっかり打てて良かったです」。前日は空振り三振に打ち取られた増井にリベンジした。
この日スタンドを沸かせたのは、バットだけではなかった。2回の守備では金子弌大投手の頭上に高く上がったフライに突進してマウンドで転倒。三塁を守る浅間大基外野手が捕球して事なきを得たが、4万人の大観衆をどよめかせた。ベンチではチームメートが大笑い。「前がかりだなとか、足が動いているなとか言われました」と清宮は恥ずかしそうに明かした。
マウンドの傾斜に足を取られてしまったという。「すごい跡が残っていました。めちゃくちゃ恥ずかしかったです。練習不足です。(浅間の)声は聞こえてましたが、自分だと思って。でも、全然違いました」と土で茶色に染まったユニホームで苦笑いしきりだった。
本業のバットではルーキーだった昨季に並ぶ7号に到達した。「打数が違うので、まだまだ。残り試合があるので、少しでも多く打てればいいかなと思います。2桁? はい、目指したいです」と力を込めた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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