9月5日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと楽天の第23回戦は、3対2で福岡ソフトバンクが勝利。今季の楽天戦の勝ち越しを決めるなど、9月に入り負けなしの4連勝で首位を快走する形となった。
福岡ソフトバンクは1回裏、2死2塁からデスパイネ選手の放った鋭い打球が、三塁手のグラブをかすめレフト前へ。これがタイムリーとなり、楽天先発の美馬学投手から先制に成功した。
援護を受けた中田賢一投手は4回まで無失点投球を続けたが、5回表に藤田一也選手の適時打で同点とされたところで降板。「久しぶりの一軍での登板でしたが、いい緊張感で試合に入っていくことができました。5回は粘れず、イニングの途中でマウンドを降りることになってしまって悔しい」とコメントした。
しかし、直後の5回裏、高谷裕亮選手に今季初本塁打となるソロアーチが生まれ、福岡ソフトバンクが勝ち越し。6回裏には、2死から内川聖一選手が二塁打を放つと、続く松田宣浩選手が適時二塁打を放ち、3対1とリードを広げ、終盤の攻防へ。
福岡ソフトバンクは7回表、3番手の甲斐野央投手が無失点でつなぐと、8回表に登板したモイネロ投手が、楽天の4番・ブラッシュ選手に29号ソロを浴びるも、同点は許さず。9回表は守護神の森唯斗投手が3者凡退で締め、3対2で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは、今季初先発の中田投手が4.2回3安打1失点と苦しんだが、後を託されたリリーフ陣が見事な投球でつなぎ、4連勝を飾った。敗れた楽天は、先発した美馬投手が5.2回7安打3失点と粘り切れず。打線も送りバント失敗など拙攻が続き、3連敗で4位に転落した。
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