埼玉西武が勝利で首位に1ゲーム差! 外崎修汰&森友哉の一発で鮮やか逆転

パ・リーグ インサイト

2019.8.30(金) 21:18

埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月30日、メットライフドームで行われた2位・埼玉西武と首位・福岡ソフトバンクの試合は、4対2で埼玉西武が勝利。先制を許しながらも逆転で首位攻防第1ラウンドを制し、ついに首位まで1ゲーム差に迫った。

 先手を取ったのは首位・福岡ソフトバンクだった。2回表、2死とされるも、6番・中村晃選手が埼玉西武の先発・今井達也投手の甘くなった球を捉え、第2号先制ソロ。さらに3回表、1死3塁から1番・明石健志選手のタイムリーで1点を追加し、序盤で2点のリードを奪った。

 後手に回った埼玉西武だが、4回裏、福岡ソフトバンクの先発・千賀滉大投手から、外崎修汰選手が「思いっきりいこう! と思って打席に入りました。アップルパンチ!」と語る第21号2ランを放つ。中盤に値千金の一発で、2対2と試合を振り出しに戻した。

 同点のまま試合は終盤へ。ここで勝ち越しに成功したのは埼玉西武だった。7回裏、1死1塁から3番・森友哉選手が「逆らわずに打つことができました」と言う逆転の第20号2ラン。大事な首位攻防戦でついにリードを握り、「大事なゲームで一本打ててうれしいです。この試合に勝てるように最後まで集中して頑張ります!」と満足げに語った。

 そして2点リードの8回表は平井克典投手が無失点でつなぎ、9回表は抑えの増田達至投手がきっちりと打ち取り、試合終了。首位攻防初戦第1ラウンドは、埼玉西武が4対2で逆転勝利した。

 勝利した埼玉西武は序盤に先制を許すも、外崎選手、森選手の二発で逆転。先発した今井投手も7回途中2失点と粘りの投球を見せた。また、1回裏に源田壮亮選手が今季29個目の盗塁を決め、通算100盗塁を達成。さらに7回表2死から登板した平良海馬投手が、プロ初勝利を挙げた。

 敗れた福岡ソフトバンクは、エース・千賀投手が終盤に手痛い一発を浴び、「このような試合展開にしてしまい本当に申し訳ない。大事な試合を任せてもらったのに、結果を残せずに責任を感じます」と厳しい表情。打線も走者を出しながらも得点には結び付かなかった。

文・丹羽海凪

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