8月25日、メットライフドームで行われた埼玉西武と楽天の17回戦は、14対2で楽天が勝利。投打で埼玉西武を圧倒し、3連戦を1勝2敗で終えた。
カード3連敗を阻止したい楽天は初回、茂木栄五郎選手、島内宏明選手が連続安打、3番・浅村栄斗選手の進塁打で、1死2,3塁の好機を得ると、4番・ブラッシュ選手が右翼線へ2点適時二塁打を放ち、2点を先制した。
リードする楽天は5回表、堀内謙伍選手、島内選手の適時打で2点を追加すると、浅村選手が右翼席へ28号2ランを放ち、6対0と試合の主導権を握った。
大きな援護を受けた楽天先発の石橋良太投手は、5回裏に森友哉選手の適時打、6回裏に木村文紀選手の10号ソロで2点を返されたが、6回を2失点にまとめる好投を披露。打線は6回表に、和田恋選手の適時二塁打で1点追加。続く田中和基選手が二ゴロに倒れたところで埼玉西武先発の十亀剣投手は降板した。
8回表、楽天はまたもビッグイニングを作る。敵失策で1点を得ると、和田選手が適時打、堀内謙伍選手が2点適時三塁打を放つなど、この回一挙5得点。埼玉西武3番手のマーティン投手を捉え、試合を決定づけた。
8回裏は3番手の青山浩二投手が無失点でつなぐと、9回表に辰己涼介選手、和田選手の連続適時打で2点を追加。9回裏は高梨雄平投手が締め、14対2で試合終了。
勝利した楽天は、先発の石橋良太投手が6回5安打4四球2失点の力投で6勝目。後を託された中継ぎ陣が無失点でつなぎ、14得点で快勝を収めた。敗れた埼玉西武は、先発した十亀剣投手が5.2回8安打2四球7失点の炎上。「立ち上がりから失点してしまい、いい流れを作ることができませんでした。チームに申し訳なく思います」とコメントした。
文・鈴木海斗
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