8月23日、ZOZOマリンスタジアムにて行われた千葉ロッテ対福岡ソフトバンクのカード初戦は、3対0で千葉ロッテが完封勝利。今季の相性の良さを改めて見せ付け、福岡ソフトバンクのマジック点灯を阻止した。
試合は、千葉ロッテ先発・ボルシンガー投手と、中5日の登板となった福岡ソフトバンク先発・千賀滉大投手による投手戦となった。2回裏、千葉ロッテは角中勝也選手、中村奨吾選手、井上晴哉選手の3連打で無死満塁のチャンスを作ると、レアード選手の犠牲フライで、1点の先制に成功する。
しかしその後は両投手が譲らず。ボルシンガー投手は6回まで毎回の三振を奪うなど快投を見せ、1点を失った千賀投手もそれ以上の追加点を許さなかった。
わずかなリードを守ったまま迎えた8回裏、千葉ロッテが試合を決める。四球などで1死2塁とすると、井上選手が千賀投手の直球を捉え、ライトスタンドに飛び込む21号2ラン。そしてリードを3点に広げた9回表は、益田直也投手が3者凡退に抑えて試合終了。
3対0で勝利した千葉ロッテは、先発のボルシンガー投手が7回無失点と快投を見せると、リリーフ陣も無失点でつなぎ、完封リレーで福岡ソフトバンクにシーズン13勝目を挙げた。敗れた福岡ソフトバンクは中5日登板の千賀投手が粘投も、援護を得られず力尽きた。また埼玉西武が勝利したため、マジック点灯は明後日以降に持ち越しとなった。
文・丹羽海凪
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