太田光が勝ち越しスクイズ。島内宏明の3ランで突き放した楽天が延長戦を制す

パ・リーグ インサイト

2019.8.22(木) 23:07

東北楽天ゴールデンイーグルス・島内宏明選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・島内宏明選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月22日、東京ドームで行われた千葉ロッテと楽天の21回戦は、8対5で楽天が勝利。両軍合わせて13投手が登板する総力戦を制し、カード勝ち越しを決めた。

 楽天は1回表、先頭の茂木栄五郎選手が、千葉ロッテ先発・土肥星也投手の初球を叩くと、打球はバックスクリーンに飛び込む13号先頭打者本塁打となり、1点を先制。なおも攻撃の手を緩めず、続く島内宏明選手の四球と、浅村栄斗選手の二塁打で、無死2,3塁の好機を演出。この場面で4番・ブラッシュ選手が24号3ランを放ち、4対0と初回から大きくリードした。

 追う千葉ロッテは2回裏、先頭の井上晴哉選手が、20号ソロを放ち、1点を返上。主砲の2年連続20号到達となる一発で反撃の狼煙を上げると、2死から平沢大河選手が二塁打、続く荻野貴司選手の適時打で2点目。さらに鈴木大地選手が四球を選ぶと、マーティン選手と角中勝也選手の連続適時打で同点に。楽天先発の美馬学投手から一挙4得点を挙げ、試合を振り出しに戻した。

 序盤の展開とは打って変わり、3回以降は0行進が続いた。千葉ロッテは6回から継投に入り、酒居知史投手、松永昂大投手、東條大樹投手、東妻勇輔投手が8回まで無失点リレー。対する楽天も6回から継投に入り、ハーマン投手、ブセニッツ投手、森原康平投手がそれぞれ1イニングを無失点に。

 9回は、千葉ロッテ・益田直也投手、楽天・松井裕樹投手の守護神が、得点圏に走者を背負いながらも無失点で抑え、試合は延長戦へ。

 10回表、楽天が均衡を破る。1死から田中和基選手が四球で出塁すると、渡邊佳明選手が安打で続き、1死1,3塁のチャンスを作る。ここで太田光選手がスクイズを決め、1点を勝ち越しの。さらに2死1,2塁となったところで島内選手に9号3ランが生まれ、千葉ロッテを突き放した。10回裏は青山浩二投手が、岡大海選手に5号ソロを浴びるも後続を断ち、8対5で試合終了。

 勝利した楽天は、先発した美馬投手が5回7安打4失点も、後を託されたリリーフ陣が、5イニングを無失点でつなぎ、勝利を呼び込んだ。敗れた千葉ロッテは、先発の土肥投手が5回7安打4失点。リリーフ陣が踏ん張るも、7番手・南昌輝投手が誤算だった。

文・鈴木海斗

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