銀次がサヨナラ打! リリーフ陣が無失点でつないだ楽天が劇的勝利で連敗脱出

パ・リーグ インサイト

2019.8.15(木) 22:08

東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・銀次選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月15日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と福岡ソフトバンクの20回戦は、延長戦の末、4対3で楽天が勝利。劇的なサヨナラ勝利で連敗を止めた。

 先手を打ったのは福岡ソフトバンク。3回表、甲斐拓也選手が、楽天先発の美馬学投手から11号ソロを放ち1点を先行。5回表にも甲斐選手がタイムリーを放ち、2点のリードを得た。

 対する楽天は、4回まで福岡ソフトバンク先発の二保旭投手の前に無得点に終わっていたが、5回裏に反撃を見せた。2死から茂木栄五郎選手が四球を選ぶと、続く島内宏明選手が同点の8号2ラン。一振りで試合を振り出しに戻した。

 福岡ソフトバンクは7回表、甲斐選手がこの試合3安打目となる二塁打を放ち、チャンスを作ると、中村晃選手の「落ちて!と思いながら走っていました。2アウトだったし、ここで仕事をするしかないと思っていたので、いい仕事ができて良かったです」と語るタイムリーで勝ち越しに成功。7回裏は嘉弥真新也投手、甲斐野央投手の小刻みな継投で無失点でつなぎ、3対2で8回の攻防へ。

 1点を追う楽天は8回裏、ブラッシュ選手の二塁打からチャンスを作ると、2死3塁からウィーラー選手にタイムリーが生まれ同点に。9回表は守護神・松井裕樹投手が3者凡退に抑えると、9回裏に2死から3者連続四球で満塁としたが、和田恋選手が三振に倒れ、試合は延長へ。

 10回表、楽天は2イニング目に入った松井投手が3者連続三振に打ち取る圧巻の投球。対する福岡ソフトバンクは、10回裏に守護神の森唯斗投手を投入。危なげなく3者凡退に抑えた。

 楽天は11回表、4番手のブセニッツ投手が3塁を踏まれながらも無失点で切り抜けると、11回裏に打線が福岡ソフトバンク・高橋純平投手を捉えた。茂木選手が二塁打で出塁し、続く太田光選手の犠打で3塁へ進むと、ここで2者連続の申告敬遠。この場面で打席に入った銀次選手6球目を打ち返すと、打球はライト前に転がり、4対3で試合終了

 勝利した楽天は、先発した美馬投手が7回9安打も3失点にまとめる力投を披露。後を託されたリリーフ陣が4イニングを無失点でつなぎ、サヨナラ勝利を飾った。敗れた福岡ソフトバンクは先発した二保投手が4.2回6安打2失点と5回を投げ切れず、チームの連勝は6で止まった。

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