8月6日の18時から、メットライフドームで埼玉西武と楽天の12回戦が行われる。3位争いを繰り広げる両軍の一騎打ちとなる本試合。3連戦初戦の見どころを紹介しよう。

【今季対戦成績】
埼玉西武→4勝7敗　楽天→7勝4敗

【埼玉西武】今井達也投手 16試合6勝8敗 104回 79奪三振、防御率4.15
【楽天】弓削隼人投手 2試合1勝0敗 13.1回 7奪三振、防御率0.68

　埼玉西武の先発は今井達也投手が務める。前回登板した7月30日の福岡ソフトバンク戦では、6回を3安打2失点に抑え、約1カ月半ぶりとなる白星を得た。楽天と前回対戦した7月24日の試合では、味方の援護を得たが、2本塁打を浴び、逆転負けを喫しているだけに、今日は快投でリベンジしたい。

　打線では、打率.334と好調な森友哉に注目したい。先の8月4日のオリックス戦においても「3番・指名打者」で先発出場し2安打を記録。捕手として出場していた岡田雅利選手が負傷交代した際には、指名打者を解除して守備につき、チームの危機を救った。今日も得点に絡む活躍を披露し、ファンに吉報を届けたいところだ。

　対する楽天は弓削隼人投手が先発。約4カ月ぶりに一軍先発を果たした、7月30日の北海道日本ハム戦では、9回2安打無失点と圧巻の投球でプロ初完封、初勝利を挙げた。しかし、今回の対戦相手は、リーグトップのチーム打率を誇る埼玉西武なだけに油断は禁物。立ち上がりに注意して2勝目を挙げられるだろうか。

　楽天打線では茂木栄五郎選手に注目だ。埼玉西武と前回対戦した7月24日の試合では、「1番・遊撃手」として先発出場すると、第1打席に中安打を放ち、今井投手の立ち上がりを攻めた。本試合でも積極的なチャンスメイクで、ルーキーの弓削投手を援護したい。

文・今泉友香