8月2日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天対千葉ロッテの4連戦初戦は、5対2で楽天が勝利。序盤に5点を挙げてそのまま逃げ切り、連勝を飾った。
楽天は、早々と試合の流れをつかんだ。2回裏、4番・島内宏明選手が千葉ロッテの先発・二木康太投手への内野安打で出塁する。1死2塁としたところで、6番・渡邊佳明選手にタイムリーが生まれ、1点を先制。さらに1死1,2塁から8番・堀内謙伍選手にもタイムリーが飛び出し、この回2点を挙げた。
楽天はさらに追撃をかける。3回裏、2番・山崎剛選手が二塁打で出塁すると、島内選手が自称「渋めのヒット」で追加点。さらに続く5番・銀次選手がライトスタンドへ第4号2ランを放ち、リードを5点に広げた。
楽天の先発・美馬学投手は、5回に失策絡みで1点を失ったものの、安定した投球を披露。6回を1失点とし、マウンドを後続に託した。7回はブセニッツ投手、8回は森原康平投手と無失点でつなぎ、9回は久保裕也投手が登板。
一矢報いたい千葉ロッテは9回表、先頭の7番・中村奨吾選手が第15号ソロで1点を挙げ、2死から1番・荻野貴司選手が出塁し、楽天の守護神・松井裕樹投手を出させるも反撃はここまで。試合は、5対2で楽天が勝利した。
勝利した楽天は、美馬投手が「調子はあまり良くなかった」と言いながらも、6回1失点。「初回にバックの好プレーで楽になりました。立ち上がりを切り抜けられたのが大きかったですね。試合を作れて良かったです」とコメントした。敗れた千葉ロッテは二木投手が8回を投げ切るも、序盤の5失点が大きく響く結果。打線も9安打したもののつながりを欠いた。
文・丹羽海凪
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