北浦竜次がプロ初勝利! 北海道日本ハムが6本塁打の埼玉西武に16安打で連勝

パ・リーグ インサイト

2019.7.27(土) 22:30

北海道日本ハムファイターズ・北浦竜次投手(C)パーソル パ・リーグTV
北海道日本ハムファイターズ・北浦竜次投手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月27日、メットライフドームにて行われた埼玉西武対北海道日本ハムのカード2戦目は、10対6で北海道日本ハムが勝利。6本塁打6得点の埼玉西武に対し、16安打0本塁打10得点の北海道日本ハムが打ち勝ち、2番手の北浦竜次投手が今季初登板・プロ初勝利を手にした。

 試合は、埼玉西武・秋山翔吾選手の通算20本目の先頭打者アーチで幕を開けた。1回裏、北海道日本ハムの先発・浦野博司投手の初球を捉えると、打球はそのままレフトスタンドへ。「積極的に思いきっていきました!」と振り返る第14号ソロで先制パンチに成功すると、3番・外崎修汰選手にも第16号ソロが生まれ、埼玉西武が2点を先取した。

 一発攻勢は止まらない。3回裏、5番・森友哉選手が「とにかく思いっきりいきました!」とライトスタンドへ飛び込む第9号ソロを放つと、続く6番・中村剛也選手にも4試合連続となる第20号ソロ。中村選手はいつも通り、「打ててよかったです」と語り、埼玉西武が4対0とリードを広げた。

 しかし5回表、北海道日本ハムの反撃が始まる。下位からの打順で埼玉西武の先発・多和田真三郎投手から無死満塁のチャンスを作ると、大田泰示選手のタイムリー、渡邉諒選手の犠牲フライで3点を返す。さらに6番・石井一成選手のタイムリースリーベースで2者が生還し、暴投の間にも加点。この回一挙6得点を挙げ、試合をひっくり返した。

 埼玉西武は、直後の5回裏、森選手の2打席連続の第10号ソロで1点を返すが、7回表にも北海道日本ハム打線が追撃。2死満塁のチャンスを得ると、この場面で1番・西川遥輝選手にタイムリーが生まれ、スコアを8対5とした。

 北海道日本ハム打線は追い打ちをかける。8回表には渡邉選手のタイムリー内野安打、9回表には中田翔選手のタイムリーでじわじわと点差を広げ、スコアは10対5となった。

 5点を追う埼玉西武は9回裏、森選手が秋吉亮投手から本日3本目となるバックスクリーン弾。意地の第11号ソロで1点を返すが、反撃はここまで。試合は10対6で、北海道日本ハムが乱打戦を制した。

 序盤は一発攻勢を仕掛けた埼玉西武が有利と思われたが、中盤に北海道日本ハムが一気に逆転。その流れのまま10得点と、試合を完全に支配した。埼玉西武は先発・多和田投手が4.2回6失点。「野手の皆さんにホームランで点をとってもらったのに、申し訳ないという気持ち、それだけです」と語る通り、打線は6本塁打を放つも、勝利にはつながらなかった。

文・丹羽海凪

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