本田圭佑が7回1失点の好投!埼玉西武が中盤の猛攻で鮮やかな逆転勝利

パ・リーグ インサイト

2019.7.17(水) 21:05

埼玉西武ライオンズ・本田圭佑投手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・本田圭佑投手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月17日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの一戦は、5回裏に一挙4点を奪って試合をひっくり返した埼玉西武が、4対3で千葉ロッテに勝利した。

 まず好機を作ったのは千葉ロッテだった。2回表、埼玉西武・本田圭佑投手に対し、レアード選手、中村奨吾選手、井上晴哉選手の3連打で無死満塁とする。しかし、ここは本田投手が本塁で併殺を奪うなど粘りを見せ、先制とはならなかった。

 歯がゆい攻撃になってしまった千葉ロッテだったが、続く3回表に再び攻勢に出た。1番・荻野貴司選手が低めの直球をすくい上げると、打球は左翼席に飛び込む先制の7号ソロ。目の覚めるような一発で、嫌なムードを断ち切った。

 援護を受けた千葉ロッテの先発・小島和哉投手は走者こそ許すものの、コーナーを正確に突きながら、後続を抑える落ち着いた投球。中盤からはより一層安定感を増し、4回まで無失点に抑える。対する本田投手も、5回まででソロ本塁打の1点のみに抑え、打線の反撃を待った。

 試合の流れが変わったのは5回裏だった。先頭の栗山巧選手の安打を皮切りに、金子侑司選手、木村文紀選手の内野安打で無死満塁のチャンスを演出。ここで打席にはキャプテン・秋山翔吾選手が入る。フルカウントからの7球目を捉えると、逆転の2点適時打となった。これで完全に目覚めた打線は、1死2,3塁から外崎修汰選手が左中間を破る適時三塁打でさらに2点を追加。この回一挙4点の猛攻を見せ、3点のリードを握った。

 6回以降もマウンドに上がった本田投手は、チェンジアップ、カーブ、スライダーなどの多彩な変化球を織り交ぜる投球で千葉ロッテ打線を幻惑。特に7回裏、2死2塁のピンチで三振を奪った際には、気迫の雄たけびも見せた。

 埼玉西武は8回から平井克典投手をマウンドへ。このタイミングを千葉ロッテ打線も逃さない。1死から荻野選手、鈴木大地選手が連打で1,2塁とすると、角中勝也選手が適時打。2死から中村奨吾選手にも適時打が生まれ、1点差に迫った。

 9回裏は守護神・増田達至投手がマウンドに上がり、2つのアウトを奪う。最後は金子侑司選手のスーパープレイも飛び出して試合終了。埼玉西武が千葉ロッテに4対3で勝利した。
文・吉田貴

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