7月15日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと楽天の第16回戦は、6対2で楽天が勝利。15安打を放つ猛攻で、後半戦白星スタートを切った。
オリックス先発の田嶋大樹投手は初回、2死1塁から2者連続四球で満塁のピンチを招いたが、ここは銀次選手を内野ゴロに打ち取って無失点に。対する楽天先発の菅原秀投手は、初回を3者凡退に打ち取る立ち上がりを見せた。
先手を取ったのはオリックス。2回裏、吉田正尚選手、モヤ選手の連打と宗佑磨選手の死球で1死満塁とすると、安達了一選手の内野ゴロの間に1点を先取。続く若月健矢選手には適時内野安打が生まれ、2点を先制した。
しかし、2点を追う楽天は3回表、2死からウィーラー選手、堀内謙伍選手の連続タイムリーで同点に追い付く。続く4回表には、茂木栄五郎選手が二塁打で出塁し、続く下水流昂選手の犠打で進塁すると、島内宏明選手のタイムリーで勝ち越し。手堅い攻撃で、オリックス・田嶋投手をマウンドから引きずり下ろした。
リードを握った楽天は、菅原投手が5回2失点でマウンドを降り、6回裏を青山浩二投手、7回裏を森原康平投手がそれぞれ無失点で抑えると、8回表に島内選手の2点適時三塁打とブラッシュ選手の犠飛で3点を追加。4点リードとし、8回裏はブセニッツ投手、9回裏はハーマン投手が走者を背負いながらも無失点で締め、6対2で試合終了。
勝利した楽天は、先発予定だった塩見貴洋投手に代わり、緊急登板した菅原投手が5回5安打2死球と苦しみながらも、2失点にまとめて今季初勝利。「いつもは緊張しないのですが、今日は緊急だったので、今までで一番緊張しました。前回は援護をしてもらいながら踏ん張れずに悔しい思いをしていたので、今日はゲームを作ろう、とにかくリードを守ろうと思って投げました。足に打球が当たった分、無心で投げられたのかもしれませんね」とコメントした。
敗れたオリックスは、先発した田嶋投手が3.1回9安打2四球3失点と乱調。打線は8安打を放ちながらも、2得点とつながりを欠き、後半戦の初戦を落とした。
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