栗原陵矢が犠飛で決めた。福岡ソフトバンクが5時間半ゲームでサヨナラ

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2019.7.8(月) 23:30

福岡ソフトバンクホークス・栗原陵矢選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・栗原陵矢選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月8日、福岡ソフトバンクと埼玉西武が戦った「鷹の祭典2019 in 東京ドーム」は、8対7で福岡ソフトバンクが勝利。5点リードを追い付かれるも、栗原陵矢選手のサヨナラ犠飛で延長12回に及ぶ熱戦を制した。

 試合は中盤まで、一方的に福岡ソフトバンクのペースだった。特別ユニホームを着用した鷹打線は、埼玉西武の先発・高橋光成投手を着実に追い詰めていく。まずは2回裏、デスパイネ選手が4年連続の大台到達となる20号先制ホームランを放つと、3回裏にはゴロの間に1点を追加する。

 4回裏には松田宣浩選手に「東京の鷹の祭典で熱男をしたかったので良かった」という20号、5回裏には上林誠知選手に7号2ランが飛び出し、5回までに5対0とリードした。

 しかし、直後の6回表から流れが変わる。山川穂高選手の28号ソロで1点を返した埼玉西武は7回表、武田翔太投手に対して外崎修汰選手、山川選手が連続タイムリー。さらに2死満塁の場面で、中村剛也選手がレフト線ギリギリへのタイムリーツーベース。この回一挙4点を加え、5点差を追い付いた。

 追い付かれた福岡ソフトバンクは、直後の7回裏に内川聖一選手がきっちり犠牲フライを放ち、すぐさま勝ち越す。だが1点差の9回、両チームにとって劇的な展開が待っていた。

 福岡ソフトバンク1点リードの9回表2死3塁の場面、甲斐野央投手から、何と森友哉選手が逆転2ラン。埼玉西武が土壇場で7対6と試合をひっくり返す。ただ、一転して埼玉西武リードとなった9回裏、今度は増田達至投手から、上林選手が8号同点ホームラン。試合はここにきて7対7の振り出しに戻った。

 延長戦は両チームの投手陣が粘り、11回を終えても勝敗は決せず。しかし、椎野新投手が12回表を抑え、負けが消えた12回裏、福岡ソフトバンクが決めた。佐野泰雄投手から1死満塁とすると、代打・栗原陵矢選手が初球を捉えて飛距離十分のサヨナラ犠飛。延長12回に及ぶ5時間半ゲームは、8対7で福岡ソフトバンクが勝利した。

 福岡ソフトバンク先発のミランダ投手は6回途中1失点、対する埼玉西武先発の高橋光投手は6回5失点と、対照的な内容だったが、9回2死から試合がひっくり返る思わぬ展開に。しかし最後は福岡ソフトバンクが粘り勝ちした。

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