7月4日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの第12回戦は、4対2でオリックスが勝利。田嶋大樹投手は今季2勝目を挙げ、チームはカード勝ち越しを決めた。

　先制したのはオリックス。1回裏、福田周平選手が内野安打を放ち、犠打で進塁すると、続く吉田正尚選手がタイムリー。続く2回裏には、西村凌選手が1号ソロを放ち1点を追加。千葉ロッテ先発の小島和哉投手の立ち上がりを捉え、2対0とリードを握った。

　オリックス先発の田嶋大樹投手は、毎イニング走者を背負いながらも、粘り続け4回まで無失点に抑えていたが、5回表につかまった。1死から荻野貴司選手に安打を許し、福田選手の失策と、四球で満塁に。続く打者に押し出しの四球を与えると、清田育宏選手に犠飛を浴び同点とされてしまった。

　追い付かれた直後の5回裏、オリックスが再び勝ち越す。若月健矢選手が安打で出塁し、福田選手が勝ち越しの適時三塁打。なおも2死3塁の場面で吉田正選手にこの試合2本目の適時打が生まれ、2点のリードを得た。

　リードするオリックスは継投策へ。6回から1.2イニングをエップラー投手、7回途中から1イニングを比嘉幹貴投手、8回途中から0.1イニングを海田智行投手がそれぞれ無失点でつなぐと、最終回は新守護神のディクソン投手が千葉ロッテ打線を寄せ付けずに、4対2で試合終了。

　オリックスは先発した田嶋投手が制球に苦しみ、5回5四死球2失点（自責0）でマウンドを譲ったが、後を託されたリリーフ陣が完ぺきな投球でつなぎ逃げ切った。敗れた千葉ロッテは、打線が散発の6安打。先発した小島投手は6回4失点の内容で、プロ初勝利はお預けとなった。