7月2日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと楽天の3連戦・初戦は、8対6で福岡ソフトバンクが勝利。グラシアル選手が6打点の素晴らしい活躍を見せ、首位攻防戦の初戦を制した。
福岡ソフトバンクが序盤から大きく切り込んだ。1回裏、明石健志選手、福田秀平選手の連打で無死1,3塁とチャンスを作ると、3番・グラシアル選手が楽天の先発・石橋良太投手から右翼席へ17号3ランを放ち、3点を先制する。
さらに2回裏にも高田知季選手、明石選手の連打で無死1,3塁の好機を得ると、相手の守備の乱れの間に1点を追加し、4対0とした。先制の3ランを放ったグラシアル選手は、「打ったのはストレートです。高めのボール球だったけど、うまくスイングできた。打った自分でもビックリだね。チームにとっていい先制点になって嬉しい」と語った。
援護を受けた福岡ソフトバンク先発の高橋礼投手は、3回表、内野ゴロの間に1点を返されるも、以降は6回まで得点を許さない好投を披露。打線も6回裏にグラシアル選手の犠飛で1点を追加し、5対1と4点リードで試合は終盤へ。
なんとか食らいつきたい楽天は7回表、銀次選手の右前打、辰己涼介選手の右前打で2死1,2塁とすると、1番・茂木栄五郎選手が高橋礼投手の低めのストレートを右翼席まで運んだ。この9号3ランで4対5と1点差に迫る。さらに8回表、6番・銀次選手が試合をひっくり返す2号2ランを放ち、6対5と試合終盤で逆転に成功した。
勝ち越された福岡ソフトバンクは8回裏、高谷裕亮選手の右前打、牧原大成選手、福田秀平選手の連打で1死満塁の好機を作ると、グラシアル選手が逆転の2点適時打。続くデスパイネ選手の犠飛で1点を追加し、8対6と逆転に成功した。
2点リードの9回表は甲斐野央投手が3者凡退で抑え、試合終了。勝利した福岡ソフトバンクはグラシアル選手が6打点の大活躍を見せた。敗れた楽天は一時4点差を逆転したものの、5番手・ブセニッツ投手が3失点と誤算だった。
文・粟盛優佳
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