6月27日13時から、西武第二球場で行われた埼玉西武対楽天のイースタン・リーグ公式戦14回戦は2対0で埼玉西武が勝利した。
両チームの先発は、ファーム防御率がそれぞれ2.23と1.52の相内誠投手と古川侑利投手。3回まで、4奪三振と好投する古川投手を援護したい楽天打線は、4回、5回と先頭打者が四球を選び、ノーアウトのランナーを出すもそれぞれ併殺に倒れ、チャンスを作ることもできない。
一方の埼玉西武は、先発の相内投手が四球をたびたび出すものの、キレのある変化球が冴え、二塁を踏ませない。両投手は一歩も譲らず、お互いにノーヒットのまま5回終了。後半戦に突入する。
6回表、四球と犠打でこの試合両チーム通じて初めて得点圏に走者を置いた楽天打線。すると9番・西巻賢二選手の投ゴロで相手が野選。1死2,3塁の好機を得るも、続く1,2番が倒れ、この回も無得点に終わる。
6回裏、攻略の糸口をつかみたい埼玉西武打線。2死から四球で走者を1人置き、打者は一軍登録ながらも調整でファームの試合に出ている2番・佐藤龍世選手。ここまで完璧に抑えられてきた古川投手の甘く入ったスライダーを捉えた。打球はレフトポールを直撃し、埼玉西武の初ヒットは均衡を破る3号2ランとなった。
相内投手は7回に初安打を浴びるも、後続を断ち、無失点。そのまま8回を投げきり、被安打2でマウンドを降りた。最終回は武隈祥太投手が締め、楽天に完封勝ちを収めた。
勝利した西武は先発の相内投手が8回2安打無失点の好投を見せ、それに応えた打線は佐藤龍世選手の一発で試合を決めた。一方の楽天は、こちらも好投の古川投手を打線が援護することができず、痛い連敗となった。
123456789 計
楽 000000000 0
西 00000200 × 2
楽 ●古川侑利-西宮悠介
西 ○相内誠-S武隈祥太
文・鈴木海斗
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