6月21日、神宮球場で行われた東京ヤクルトと千葉ロッテの「日本生命セ・パ交流戦」第1回戦は、打線が爆発した千葉ロッテが12対3で大勝。カード初戦を白星で飾り、球団創設4500勝を達成した。
初回、先頭の荻野貴司選手が東京ヤクルトの先発・ブキャナン投手から5号ソロを放ち、千葉ロッテが先制。しかし1回裏、千葉ロッテの先発・二木康太投手が1番・山田哲人選手に19号ソロを浴び同点に。2017年8月5日の加藤翔平選手と茂木栄五郎選手以来、プロ野球史上14度目となる両チームの先頭打者本塁打で試合は振り出しに戻った。
直後の2回表、6番・藤岡裕大選手と7番・菅野剛士選手が出塁し、無死1,2塁のチャンスを迎えると、8番・田村龍弘選手のタイムリーで勝ち越しに成功する。しかし2回裏、6月打撃好調の6番・中村悠平選手にヒットを許し、さらに暴投などで2死3塁のピンチを招くと8番・奥村展征選手のタイムリーで再び同点に追いつかれる。
先に勝ち越したい千葉ロッテは3回表、2つの四球などで2死1,3塁とするも、6番・藤岡選手にあと一本が出ず、ここは無得点に終わったが、続く4回表、8番・田村選手が二塁打で出塁すると、1番・荻野選手のタイムリーで再び勝ち越しに成功。
千葉ロッテ打線の勢いは止まらず、5回表、先頭の鈴木大地選手がヒットで出塁すると、続く中村奨吾選手、レアード選手が四球を選び、無死満塁の好機を迎える。すると5番・井上晴哉選手のタイムリー、さらに7番・菅野選手の2号3ランで5点を追加。1番・荻野選手、2番・鈴木選手もタイムリーを放ち、この回一挙7得点で、一気に東京ヤクルトを突き放す。7回表には菅野選手が2打席連発の3号ソロ、8回表には岡大海選手の3号ソロで追い討ちをかけた。
大量援護を受けた二木投手は5回裏、8番・奥村選手にホームランを許し、1点を献上するも、7回3失点の好投でマウンドを降りる。8回裏は西野勇士投手が、最終回は田中靖洋投手が東京ヤクルト打線を抑え、12対3で試合終了。
千葉ロッテは、4本塁打を含む16安打12得点の猛攻で快勝。先発した二木康太投手は7回3失点の好投で今季5勝目を挙げ、自身の3連敗を止めた。
文・後藤万結子
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