6月8日、「日本生命セ・パ交流戦」の横浜DeNA対埼玉西武第2回戦が横浜スタジアムで行われた。試合は3対7で埼玉西武が敗れた。初回に中村剛也選手の適時打で先制に成功するも、その後は打線がつながらず逆転負けを喫した。
初回に埼玉西武が仕掛ける。源田壮亮選手が内野ゴロで出塁、すかさず盗塁すると捕手の送球が逸れ3塁へ進塁。続く外崎修汰選手も内野安打で続き、2死2、3塁の好機で中村剛也選手が打席に入る。井納翔一投手の投じた2球目を巧みに運び、2人の走者が本塁に生還し2点の先制に成功。中村選手にとっても交流戦185打点と歴代単独1位に立つ、記念すべき一打となった。
先制点をプレゼントされた榎田大樹投手だったが2回裏、連打を浴びた後、内野ゴロと2本の適時打で2対3と逆転を許してしまう。さらに3回裏には筒香嘉智選手に本塁打を浴び、点差を2点に広げられ、この回途中で先発の榎田投手は降板した。
その後、マウンドに上がった森脇亮介投手が粘りの投球を披露する。しかし、5回裏に2本の安打を許したあと2死とするも連続四球で1点を失い、2対5と差を広げられる。
何とか反撃に出たい埼玉西武は8回表。2死から外崎選手が内野安打で出塁、続く山川穂高選手が四球で続くと第1打席で適時打を放った中村選手が打席に入る。パットン投手の4球目をはじき返し、猛打賞となる適時打になり3対5と点差を2点に縮めた。
いいリズムで最終回の攻撃につなげたい埼玉西武だったが8回裏にも2点を加えられ、3対7と再び4点差にされる。迎えた最終回には横浜DeNAの守護神・山崎康晃投手の前に3者凡退に倒れゲームセット。
埼玉西武は初回に先制に成功するも投手陣が踏ん張り切れず、逆転負けでカード戦績を1勝1敗に戻した。先発の榎田投手が3回途中での降板となり、先発投手の役割を果たすことができず。一方の打線は7安打を放つも3得点とややつながりに欠ける一戦となった。
文・須之内海
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